大分県国東(くにさき)市の文殊仙寺は、役行者が開基した古刹です。

( 詳しくはこちら → 文殊仙寺  役行者 )

 

そこに、鬼大師(慈恵大師。正月3日が命日なので元三大師と呼ばれています)の木像があります。(木像があるのは今回初めて知りました)

詳しくはこちら → 元三大師とは

毎月「3日」は元三大師の「縁日」ということで、特別に「鬼大師の御朱印」がもらえる日になっています。

(角大師も鬼大師も同一ですが、御朱印には「鬼大師」と表記されます)

 

鬼大師、角大師、元三大師、豆大師、降魔大師、魔除大師などの呼び名があります。

(鬼とか角とか降魔とか魔除とか、呼び名の凄味が半端ないです)

 

その御朱印を目当てに、11月3日(日)にお参りに行き、これまた文殊仙寺作成の御朱印帳に書いてもらいました。

表紙が鬼大師。どこかユーモラスなモンスター、いや、大師です。

神変大菩薩(役行者)の御朱印ももらいましたが、このコンビって、ある意味、最強かも知れません(笑)

修験道の開祖・役行者(神変大菩薩)と角大師の御朱印 & 縁日限定お守りをゲットしました。

 

超強力、天下無双の厄除けコンビ!!

 

それはさておき。

 

私は役行者の像に、人目を避けて色々と語りかけたりして境内をブラついていると、何やら若いお坊さんが参拝客に説明するのが聞こえました。役行者の像というと、たいがいは何となく怖い顔をしていますが、こちらの像は優しいお顔になっています。足腰の弱い方は、像の足をさすると良いそうです。

 

役行者像(真ん中の大きい像)
役行者の真言:オン ギャクギャク エンノウバソク アランキャ ソワカ

 

お坊さん「いつも拝観できる訳ではないんです。正月の三が日だけなんですが・・・拝観できるかどうかは事前にご連絡頂いた方が・・・」

 

「なになに?いつもは拝観できない?」(←瞬間的に耳がダンボ状態)

 

何やら「スペシャルな匂い」を感じた私は、お坊さんに「何か拝観できるんですか?」と聞いてみました。

すると、元三大師の像を特別に拝観できるとのこと。

 

これはラッキーです。幸運です。ツイてます。

 

想像もつかないぐらいツイてる!ツイてるツイてるツイてる・・・(後半はエコーで)

 

私はすぐさま拝観料300円を払って内陣の裏側へ。

そしてついに、角大師と対面しました!

(撮影禁止のため画像はネットで調達しました)

もはや人間の姿をしてません。怖すぎます!

小さいながらも、魔物が退散するパワーを秘めた鬼大師。

デビルマンも真っ青のダークヒーローです。

 

今回、はからずも角大師と対面できたのは、私にとっては大幸運でした。

 

至近距離で面と向かって元三大師の真言「南無大師常住金剛」を7回唱えると、風のない場所にもかかわらずロウソクの炎が片方だけ激しく揺れたので、歓迎されているんだなと感じました。ありがたいことです。

(川越大師に行くと、本堂にデカデカと真言が掲示してあるので、そこで真言を頂けます。 → 川越大師 )

 

そういえば元三大師と縁の深い川越大師(埼玉県川越市)に拝観したのも、今年の8月3日の縁日でした。

 

とにかく、思いもよらないサプライズに感謝感激の縁日参拝でした。