大分県竹田市にある扇森稲荷神社
通称「こうとうさま」
子どもの頃、正月には両親と三人で毎年のようにお詣りしてました。
私は車酔いをする体質だったので、ある意味、行くだけで苦行みたいなところがありました。
父は頭の中に地図が入っているけど車の運転はできず、母は重度の方向音痴ながら模範運転者。一人息子はいつも青白い顔で車酔い。
そんな我が家も、いつの間にか正月の恒例行事も無くなり、父も亡くなって20年。
ふと思い立ち、約40年以上ぶりに参拝しました。
人影まばらな境内は、ほぼ私一人で貸し切り状態。
拝殿にて「お久しぶりでございます」と語りかけると、懐かしさやら何やら、何とも言えず感情が高ぶり、不覚にも涙が…。
何か語りかけようとするものの、先に感情が溢れて止まらない事態になりました。
自分でも驚きましたが、他に人がいなくて良かった。
思うに、神様が「人払い」をして下さったんではないかと。
ありがたいことです。
自分では分からないけど、魂の部分で何かご祭神様と通じるものがあったんだろうと思います。
以下、公式ホームページより ↓
商売繫盛、学業成就、家内安全、交通安全。古くから親しまれてきた神社。地元の人からは「こうとうさま」と呼ばれる。
九州三大稲荷のひとつで、毎年、正月三が日には数万人単位のご参拝者が訪れる。
近年では、パワースポットとして知られています。
ご祭神
保食大神(うけもちのおおかみ)
その御神徳は、
1.生命を守る 2.五穀食物を守る 3. 商売繁盛取引を守る 4.幸福を守る 5.漁業繁栄を守る
猿田彦神(さるたひこのみこと)
悪を防ぎ、運命を開こうとする努力を守る
大宮女命(おおみやのめのみこと)
神楽によって人の心をやわらげ、調和を保つ 出入りする人を、よく見極め守る
稲荷信仰には、ただ単に、商売繁盛を祈るだけでなく、根底に生命の根を養っていくことを願う「ムスビ」信仰があります。
合祀神
合祀神(ごうししん)とは、二柱以上の神や霊を合わせまつることです。
菅原神
学問文学、厄除け。合格に向けた学業を成す勤勉努力を守る
高龗神(たかおかみのかみ)
雨をつかさどり、農業を守る






