通販の発想レシピ。 -2ページ目

通販の発想レシピ。

ちょうど一年前。全くの素人の状態から通販事業を立ち上げた社長室長の気づきメモ。

営業、マーケティング、発想法など、日常の中からビジネスにつながるヒントが多数。

すぐやる。




ネット事業に関わらず、ビジネスをするに当たり、

私が一番大事だと心がけていることがこれ。



先日も、「郵便事業株式会社熊本支店様」主催や

「船井総合研究所様」主催の通販セミナーで

ゲスト講師を勤めさせて頂いたが、その際にも強調して

お話した内容が、このすぐやるだった。



*参考:船井総合研究所

http://www.funaisoken.co.jp/


*参考:郵便事業株式会社

http://www.post.japanpost.jp/about/index.html




私自身もセミナーに参加したり、本をよんだりする機会が多いのだが、

いい話を聞いた満足感などで、その当日はモチベーションが上がる。



「よし、これをやって頑張るぞ!」



などと鼻息も荒い。


しかし、これが数日も経つと、資料や本が、机の引き出しの奥深くに格納され、

机整理などの機会が無いと、その資料をまた見ることはないといった経験を

お持ちの方はいないだろうか。



私が話したセミナー内容にしても、本にしても往々にして

どこかで聞いたことがある物が多かったりすると思う。


私自身はあまり読まないが、自己啓発系の本等は、

その代表的なもの。



わかってるよ、そんなこと。知ってるよ。

こう思う方が多いと実際は多いはず。



でも、行動をしていない、やっていなければ、それは分かっていることにはならない。



このスパイラルから脱却するためには、とにかくいいと思ったことは、



すぐやる!!



これしか、方法がない。

いや、すぐやれば、自ずと結果がついてくる。



すぐやらずに、頭の中で理解だけしているという人が多い中、

すぐやるを実行している人は、すぐにビジネス力が大幅にアップし、

ライバルに大きくリードをつけることができるはずだ。


今年から当社はネットでのおせち販売に参入することに決めた。


ネット通販、特に食関係に関しては年末商戦が1年の中で大きく動く時期で、

当社を含め、各社もと特に力を入れて販売戦略、商品投入を行う。



先日経営会議があり、当然年末商戦の話になった。

ちなみに今までは、従来のお取引業者などへの売込みで、200~300個の販売実績。


私は1000個販売の目標を掲げ計画書を提出した。

(メインの販売先は楽天市場:http://www.rakuten.co.jp/index.html )


御節を既に力を入れているところからしてみれば、1000個と言う数字は

正直大した事がない数字と写るかもしれない。



しかし、販売実績のない当社からしてみれば、1000個と言う数字はとてつもなく重い。



当社の監修で業者にお願いした商品を販売するのだが、

この1000個分はもちろん当社買取。


仕入れ値もそこまで安くないので(売価は25000円)、売れ残った場合は、

莫大な損失が出てしまう事になる。



しかも販売計画には、初めてということも有り、かなりの販促関係費も

合わせて盛り込んでいる。



当然のことながら、販売計画について、買取の1000個という数字について、

喧々諤々の議論が繰り広げられる。


「リスクをとる割には、利益が少ない」


「今まで実績が無いのに、販売計画の根拠が乏しい」



などなど。リスクが大きいので、反対意見が多数出るのも当然である。



しかし・・・



「勿論リスクはあるし、利益も残さないといけないが、

この計画をやらなければ、コレだけの利益自体を生むことが出来ない」


「リスクは十分に検討するのは当然だが、1000個売る為の施策を

色々考えて、それでやるのか、やらないのかを判断すればいい」




この社長の言葉で、大きく話は動き、最終的にこの数字にて販売することが確定。



私の部署は今年から外商部門を立ち上げた中で、この御節事業の成功が、

今後の当社の方向性、外商の存続の意義を決定付けるものだと確信し、

計画書を提出している。



リスクは当然あるが、社長が代弁したとおり、コレをいかに売るのかを

念入りに念入りに考えて、それを実行に移す勇気も大事。


そうしないと、何も生み出すことは出来ないのだから・・・。




ある女性の営業マンと出来事。


この会社はいわゆる広告代理店で、

一度ある面白い提案をもってきたのだが、

価格が合わずにその企画を採用しなかったことがある。



その時に


「今回の企画は残念でしたけど、

他にどのような提案がいただけるのですか?」


こうたずねたのですが、特に無かったとのことで

しばらく接触が無かった。



そしてつい先日、忘れた頃に連絡を頂き、

提案があるのでとの事で再びお会いした。


この提案は、まあまあ良く、前向き検討をしている。

それはそれでいいのだが、本題はここから。



色々と雑談をしていたのだが、営業マンは無意識だったと思うが、

その中に


「えっ、そんなこと出来るの?」


「これも上手くうちのビジネスに使えるかも・・・」


という、ネタがバンバン出てくる、出てくる(笑)



いや、本当にもったいない話である。



実際、色々な提案が実は出来るのに、

またそれが、今もらっている提案より、はるかに面白そうなのに、

その価値に営業マン自身が気づいていなくて、

提案をしていないというケースが、非常に多い。



これが営業先に価値ある情報になりうるものなのかは、

黙っていては、だれにもわからない。


一緒に考えていく中で、新しい利用法や販促方法などが

見つかる可能性があるからだ。



別の会社の知人と先日この話をしたとき、


「そのケースは本人がまだ気づいてないので、

それを教える事が出来る指導者がいないことが問題ですね」


本当にその通り。これは会社や、上司が指導できていないことで

その会社のビジネスチャンスを生かしきれていないという機会損失。



ただ更に続けてその知人が言ったのは、


「でもうちの会社はそれよりもっと問題ですよ。

だって仕事が増えると、自分が大変になるので、

分かっていても提案しないんですよ」


・・・これは確信犯。というか、これを許す体制になっている会社の仕組みの問題で、

こちらのほうが会社としては重症。



うちに来た営業マンは、そのことに気づいただけでもプラスだったはず。

よかった、よかった。