年度末!スプリング特別は春の嵐! | 金沢競馬担当日記

金沢競馬担当日記

金沢競馬のレース実況を担当するアナウンサーが、金沢競馬に関するあれこれをつづります。

こんにちは、泉です。

金沢競馬は県営第十九回の開催が終了し

令和6年度の開催が終了しました。

 

 

気温のアップダウンが激しい今日この頃ですが

金沢も例に洩れず開催の2日間は気温が急降下。

最終日にはあられも降るなど季節が逆戻りしたように。

 

 

そんな中3/30には準重賞・スプリング特別が行われました。

出走馬は

①ペガサスターボ

②タントゥーム

③ダヴァンティ

④マンガン

⑤マイネルシスネロス

⑥ゴールドレコーダー

⑦ハリウッドスマイル

⑧コパノフランシス

⑨サバンナテソーロ

⑩クールドレーヌ

⑪ショウガフクキタル

⑫ダブルアタック

以上の12頭。

 

 

レースは序盤前が落ち着かない格好になり

タントゥームとダヴァンティが先頭を入れ替わる展開に。

 

人気勢はスタート一息のペガサスターボと

末脚に賭けるマンガンがやや後方寄りから

レースを進めます。

 

しかし1頭極めてスムーズなレース運びを見せている

馬がいました。

それが・・・・コパノフランシスです。

 

やり合う前を冷静に見据えながらの競馬で

前がダヴァンティ1頭になるとこれをじっくりと

見据えて徐々に差を詰めます。

 

そして4コーナーで先頭に立つと

一気の抜け出しを見せます。

ここにようやくエンジンが掛かったマンガンが迫って

ゴールでは並んだ体制に。

 

しかし僅かにコパノフランシスがマンガンを抑えて

勝利を手にしました。

 

単勝実に8,480円!

あっと言わせたコパノフランシスと松戸政也騎手。

 

実況していた私も後方馬群を追うのに手間取り

気付けばコパノフランシスと松戸騎手が一気の先頭で

あっと言ってしまいそうでした。

 

松戸騎手と言えばファンサービス

スプリング特別は最終レースだったにもかかわらず

残ってくださったファンの皆様と最後の一人まで

丁寧に応対する松戸騎手。

寒い一日でしたが心温まるワンシーンでした。

 

 

 

この開催松戸騎手はキラリと光る活躍を見せ

前日の3/29にも昨年の中日杯であっと言わせた

マリンデュンデュンを今度は人気の立場で

盤石の競馬を見せ完勝に導きました。

 

なおこのレースは5頭立てのところ1頭取消となり

4頭の競走となって3連複の払戻が元返しとなり

これは7年ぶりと珍事となったそうです。

 

令和6年度の開催が終了し、新年度の開催へ。

次週は新年度の開催。4/6・8と日曜・火曜の開催です。

 

4月から新年度の金沢競馬もよろしくお願いします。