金沢競馬は先週の日曜日・火曜日(第9回開催3・4日目)と今週の月曜日・火曜日(第10回開催1・2日目)の計4日間、
ナイター4
と銘打って、ナイター開催としておこなわれました。
(ナイターで実施された第42回読売レディス杯 本日の写真提供はクシマシロウさま)
薄暮照明設備が稼働して以来、最終レース発走時刻をおおむね午後6時台としてきたところ、この4日間は、最終レース発走時刻が1時間遅い、午後7時台に設定されました。
真夏、日の長い時季とは言え、午後7時を過ぎるとあたりはすっかり暗くなり、上の写真のような様子に。
ナイター照明に浮かび上がる白砂の上を走る競走馬の姿は、陽光の中のそれとはまた一味違った風情がありますね。
ご来場いただいた皆さま、画面を通してご覧いただいた皆さま、真夏の金沢ナイターはいかがでしたでしょうか?
今年の金沢ナイター開催は、今回のナイター4でひとまず終了です。
来季以降(あるいは今季中にでも?)ふたたび金沢ナイター開催がおこなわれるかどうか、ぜひお楽しみにお待ちください。
さて今週火曜日(8月6日)には、グランダムジャパン2024地方全国交流重賞の第42回読売レディス杯がおこなわれました。
金沢の女帝、自身の持つ重賞勝利記録の更新を続けるハクサンアマゾネスが圧倒的な支持をあつめた一戦は、前走の兵庫サマークイーン賞(7月12日 1700メートル)でそのハクサンアマゾネスにゴール前でとらえられ苦杯をなめた、高知のアンティキティラが見事に逃げ切り勝ち。そのスピードを見せつけました。
(アンティキティラ 逃げ切りのゴール)
(アンティキティラ 優勝記念撮影)
重賞25勝目を目指したハクサンアマゾネスは3着。逃げたアンティキティラを追いましたが、直線伸びきれず。
2着には直線で馬群の間を伸びた、船橋のサーフズアップが入りました。
第42回読売レディス杯
優勝 アンティキティラ号 多々羅誠也騎手
「前走に比べて距離短縮というのも有利に働いたと思いますし、この馬のスピードを十分に活かせたと思います。
先行馬が多かったので、一列後ろからでもいいかな?とは思ったんですけど、馬の出方を見て、他の馬の行き方を見ながら、逃げたほうがいいかなと、思い切って逃げました。
(3コーナーでボヌールバローズに並びかけられ)ちょっと厳しいかなと思ったんですけど、思ったよりも余力が残っていて、突き放してくれました。
最後まで馬もやめることなく、力がなくなることもなく、しっかり力強い走りをしてくれたと思います。
この馬には長距離よりは、1400メートル・1500メートルくらいが合っているのかなと思います。
常に結果を残していますし、状態も維持したまま走れていますので、これからも一緒に勝ちすすんでいきたいなと思います。
本日も暑い中、たくさんのご声援・ご観戦、ありがとうございました。
初めて金沢競馬に来させてもらったんですけど、本当に熱狂的なファンの皆さまの熱い気持ちが伝わってきて、本当にいい気持ちでレースすることができました。
また遠征することもあると思いますし、高知にも強い馬がいますので、高知競馬と金沢競馬を応援していただけたらなと思います。ありがとうございました!」
(表彰式でインタビューにこたえる多々羅誠也騎手)
今年2024年から、古馬シーズンが春・秋の二部制となったグランダムジャパン。
春シーズンで3位と活躍したアンティキティラが、この勝利で秋シーズンでも暫定3位につけました(読売レディス杯終了時点で24ポイント。ハクサンアマゾネスは14ポイント)。
今や全国の地方競馬ファンにおなじみとなったであろうアンティキティラの走りに、今後も注目していきたいと思います。
一方、人気におされるも敗れたハクサンアマゾネスは、今回、自身あまり得意としていない(陣営談)金沢の1500メートル戦で、勝ち馬のスピードに屈したカタチでした。
勝てば重賞25勝目で、平地競走としては自身の記録を更新、日本の競馬史全体としても、ばんえい競馬のオレノココロの持つ記録に並ぶ数字でしたが、これはひとまずお預け。次走以降に期待しましょう。
金沢競馬、次週は
11日(日曜日=山の日)
12日(月曜日=振替休日)
に、今開催3・4日目がおこなわれます。
引き続き熱中症対策をお忘れなく、たくさんご参加ください!