こんにちは、泉です。
金沢競馬は県営第六回の前半戦が終了。
6/27に第7回石川ダービーが行われました。
大舞台に上がった出走馬は12頭。
①フリッピ
②ボストンコモン
③モズアンカー
④ダイヤモンドライン
⑤リュウノレッドアイ
⑥エムオージェネラル
⑦スカイピース
⑧ベストオーシャン
⑨ショウガタップリ
⑩ビックバンブー
⑪クリスタルミリオン
⑫ノブノビスケッツ
1番人気はここまで9戦9勝のショウガタップリで単勝1.3倍。
続いて北日本新聞杯を制したノブノビスケッツが単勝3.2倍。
他は単勝10倍以上というオッズでした。
レースはまずスカイピースがハナを切って
ややゆったりとしたペースに。
ショウガタップリは4番手、ノブノビスケッツは後方から。
一周目のホームストレッチでショウガタップリが
ジリジリと前に迫って行き、ノブノビスケッツも
これについていくような感じでポジションを上げます。
3コーナーで各馬のジョッキーの手が動く中
ただ1頭抜群の手応えだったのがショウガタップリ。
400m標識の手前で満を持して先頭に立ちます。
これに内から応戦を試みたのがダイヤモンドライン。
ノブノビスケッツはやや反応が遅れた形で
4コーナー手前でようやく3番手に。
しかしショウガタップリは見る見るうちにリードを広げます。
直線でもその差はジワジワと開く一方。
早めに仕掛けたダイヤモンドラインは離されながらも
2番手で食い下がり、ノブノビスケッツはなかなか
脚を伸ばせません。
結局そのままショウガタップリのワンサイドゲーム。
正に完勝で無敗のダービー馬となりました。
強いの一言。
流れへの対応、騎手の指示への反応も実に俊敏で
パーフェクトなレースだったのではないでしょうか。
2着はダイヤモンドライン
この日のモーニングジョッキープレミアムワンのゲストだった
中島騎手は「一発狙って」とダービーについて
コメントしていましたが正に有言実行。
強気に動いて流れと馬場を味方に付け大健闘を見せました。
3着はノブノビスケッツ。
こちらは展開と馬場に恵まれず・・・といった印象。
ショウガタップリに先手先手で動かれ
勝負所でも反応が遅れてしまいました。
しかしそこからでも3着まで来るのは底力の証。
今後の巻き返しに期待です。
10戦10勝でダービー馬に。
ショウガタップリの関係者の皆様おめでとうございます！
～吉原騎手コメント～
「まだ負けてないですからね。僕が乗って負けたら
どうしようというのはありましたけど(笑)
乗ってすごく感触のいい馬なので
安心してレースには乗れましたし
強い勝ち方でホッとしてます。
ゲート裏に行くまでが、せわしないというか
チャカチャカしてしまうのですが
スタートを切れば従順にこちらの指示通り
動いてくれるのでそのあたりが強みだと思います。
今日の馬場が前が止まっていないというのがあったので
早めに動きましたがそれでもしっかりと残ってくれたので
流石だなと思いました。
（10戦10勝で）賞がたっぷりですよね(笑)
これからも沢山賞を取っていただければと思います。
今日はショウガタップリの応援ありがとうございました。
これからも活躍してくれると思います。
厩務員さんはとてもプレッシャーがかかる中で
今日大変だったみたいですけどホッとしたと思います。
これからも出走の際には応援していただけたらと思います。
ありがとうございました。」
吉原騎手自身大きなプレッシャーがかかっていたかと
思いますが、印象に残るのがスタッフへの心遣いの言葉。
自分が大きなプレッシャーから解放されたときに
果たしてすぐに周りのことを思いやれるかと考えると・・
流石は吉原騎手だと思います。
レースでは圧巻の姿を見せつけたショウガタップリですが
それも厩舎スタッフの日々の努力があってこそ。
改めてその大変さ、大きさを感じました。
高橋俊之調教師は
「無敗のダービー馬は価値があるよね。」と笑顔。
今後については
「相談しながら決めていきます。」とのことで
どういった路線を進むのかはまだ分かりませんが
今後の活躍に期待が膨らみます。
ところで吉原騎手は4度目のダービー制覇。
2着の中島騎手、3着の青柳騎手もダービージョッキー。
馬は当然一生に一度のダービーですが
こと石川ダービーについて騎手はリピーター活躍の傾向が。
特に今回中島騎手騎乗のダイヤモンドラインは
人気の盲点となっており有力な馬券作戦かも・・・？
次週金沢競馬は7/3・4と月曜・火曜の
変則開催です。お気を付けください。
ご来場、ご観戦お待ちしております。