50勝到達!デビュー2年目・魚住謙心騎手 | 金沢競馬担当日記

金沢競馬担当日記

金沢競馬のレース実況を担当するアナウンサーが、金沢競馬に関するあれこれをつづります。

こんにちは。
今週の担当は百瀬です。

金沢競馬は市営第1回開催の前半2日が終了。
開催2日目の第1競走、ゴーゴーヘレンドに騎乗した
鈴木太一騎手は通算300勝達成。

また同じ日の7Rを勝利したダレモカレモを管理する
高橋優子調教師も同じく300勝達成となりました。

火曜日は2名の区切りの勝利がありましたが、
初日の日曜日にはデビュー2年目の魚住謙心騎手が、
減量基準の1つ、50勝に到達。続くレースも勝利し、
次開催から☆(1キロ減)で騎乗することになります。



ちなみにこの日は自身2度目の1日3勝の固め打ち!
リーディングも開催前の16位から13位に上昇。
勢いに乗り始めた魚住騎手に、1キロ減になること、

どんなことを考えながら2年目を過ごしているか

その心境を伺いました。



「(50勝については)

意識しないようにしていました。
『あと何勝で50勝』とか『これを勝つと50勝』とか考えると
硬くなったり、焦ったりするので、
何も考えないようにしようと思っていました。


(先輩騎手に聞くと)3キロ減から

2キロ減はあまり変わらないけど、
1キロ減は結構違うと言われているので、

ここからが勝負かな、減量取れるまでの50勝を

いかにして勝っていくのか。
馬も動いてこなくなると思うので、

もっともっと自分も下半身の強化、
追い込みも強化しなければと思います。


(50勝までを振り返ると)

正直、もっと勝ちたかったですね。
調子がいい時は調子よく勝てましたけど、

去年、今年も振り返ると、全て馬のおかげ、

馬の力で勝てているレースが多かったので、
もっと人気薄の馬でもたくさん勝って、
満足のいく勝利をもっと増やしていきたいです。


デビューの頃から追い込みや

姿勢などを意識して取り組んできましたが、
減量が少なくなってくると、距離のロスや

小さなミスが結果に繋がってくるので、
道中の位置取りやコース取りについては、
今まで以上に意識しなくては、と思っています。


50勝に到達できたので、
次は100勝を目標に、早く減量を

取れるように頑張ります!」



魚住騎手に初めて会ったのは約2年前。
当時は競馬場実習中の候補生でした。

『競馬と鉄道』金沢競馬編(2019.7.18更新)

その年の年末と、昨年デビュー後、

初勝利の際に魚住騎手のコメントを紹介しました。


2019年を振り返って(2019.12.29更新)

ルーキー魚住謙心騎手、初勝利!(2020.4.9更新)


当時から受け答えもしっかりしており、
覇気のある好青年、という印象でしたが、
デビューから1年が経ち、顔立ちも少し垢抜け
勝負師らしくキリっとしてきたかなと、
今回話を伺いながら感じました。


「年内にもう50勝!」と発破をかけると


「年内に決めたいですね!」

 

と笑顔で応えてくれました。


("50ポーズ"の魚住騎手。撮影時のみマスクを外しています)

 



今シーズン開幕後は

惜しい着順も多かったですが、
ここから更に勝ち星を伸ばして、

金沢競馬を盛り上げて欲しいですね。
最若手・魚住騎手の活躍にご注目下さい!


さて、開催後半戦も

引き続き日曜・火曜の開催。
最終日の15日には上半期の

総決算・第64回百万石賞が行われます。


女王・ハクサンアマゾネスが

重賞連勝、8個目のタイトル奪取なるか!?

それとも前走待望の

重賞勝ちを収めたファストフラッシュが、
その勢いで春の大一番も仕留めるか!?

さらには重賞連続2着の

エイシンレーザーが一矢報いるか!?


はたまた実力馬、伏兵の台頭はあるのか!?


今から非常に楽しみな今年の百万石賞!
次週も金沢競馬でお楽しみ下さい。