~今年の夏は吉原寛人の夏~ サラブレッド大賞典・カガノホマレが待望の初タイトル! | 金沢競馬担当日記

金沢競馬担当日記

金沢競馬のレース実況を担当するアナウンサーが、金沢競馬に関するあれこれをつづります。

 

 

 

こんにちは。今週は鈴木が担当します。

 

 

第3回市営金沢競馬、9月6日(日)、8日(火)の前半の2日間が終了しました。

 

 

まずは今週6日の日曜日に行われた、金沢競馬3歳4冠競走の最後のタイトルでもあり、今年最後の3歳重賞のサラブレッド大賞典を振り返ります!

 

 

石川ダービーと同じ2000mの舞台、今年の出走馬は

 

 

【1番 アンタルクティクス】

 

【2番 コンディトラム】

 

【3番 シュネルン】

 

【4番 クサナギ】

 

【5番 ベルウッドアサヒ】

 

【6番 ネクサスエッジ】

 

【7番 モリンガ】

 

【8番 ルージュカプリス】

 

【9番 コードジェニック】

 

【10番 カガノホマレ】

 

【11番 キングワールド】

 

【12番 アウティスタ】

 

 

以上の12頭立て。

 

人気は、地元デビューで前走は準重賞・石川門カップを制したカガノホマレと中央から金沢移籍後2連勝のモリンガが中心。

その後に、名古屋からの移籍初戦を圧勝したアウティスタ、3連勝中のクサナギと続きました。

 

 

 

 

 

レースは、好スタートを切ったベルウッドアサヒにシュネルンとアンタルクティクスが競りかけて3頭が出ていきます。

 

その後ろで流れに乗るように、クサナギとカガノホマレが追走。

スタートが決まらなかった人気のモリンガは最後方からの競馬となります。

 

縦長の隊列が正面スタンド前、1コーナーから2コーナーへと移り、この辺りから各馬のペースが上がっていきます。

 

スタート地点を通過し、向こう正面では各鞍上の手が激しく動いて一気に一団に。

その中でただ1頭、手応え良く先行馬たちを抜き去って先頭に立ったのはカガノホマレでした。

 

カガノホマレが先頭に立ってからのリードはみるみるうちに広がります。

5馬身、6馬身、7馬身とリードを広げて直線へ。

 

2番手には懸命に前を追うアウティスタの姿が。そして3番手争いで内からコードジェニック、中にルージュカプリス、外はキングワールドと広がりましたが、結局開いたリードは全く縮まる気配なくカガノホマレが第55回サラブレッド大賞典を制しました。

 

離れた2着にはアウティスタ、そして3着争いをものにしたのはコードジェニックでした。

そのあとルージュカプリスが4着、キングワールドが5着で続いています。

 

 

早くから期待され、今年は北日本新聞杯5着。石川ダービー3着、前々走のMRO金賞こそ8着に崩れたものの、その前にはJRAとの交流競走に勝利や、前走の石川門カップでも力を見せてくれたカガノホマレ。

 

今年の金沢3歳4冠競走を皆勤し、今回6度目の重賞挑戦で念願のタイトルを8馬身差の圧勝で掴みました!

 

関係者の皆様、本当におめでとうございます!!

 

 

 

(カガノホマレ号 口取り写真)

 

 

 

 

〜優勝ジョッキーの吉原寛人騎手のコメント〜

新馬戦で乗せていただいた時から素質のある馬で、すぐにタイトルを獲れる馬だと思っていました。ですが勝ちきれないところや課題があってタイトルに結びつかなかったので、今回最後の3歳重賞のラストチャンスをしっかり決めることができて本当に嬉しく思います。

(前回よりも距離が伸びたが道中の折り合いは)前回も1、2コーナーで行きたがるところがあって、乗り難しい部分もありましたが、今回はあまり先入観を持たずに喧嘩しないようにと思っていました。

 

今日は前も飛ばす展開になってくれて、一番いいところで折り合うことができたので、しっかり脚を溜めてくれましたし、外に張ったりするようなところもなく、脚を伸ばしてくれました。最後の3歳重賞としては完璧なレースだったと思います。

(4コーナーの時点でかなり大きなリードがありましたが)差し馬で強力な馬もいたので少し心配ではありましたが、そこでリズムを崩して緩急をつけてしまうとこの馬の良さが活きないので、思い切ってアクセルを踏んでいきました。その分で最後はセーフティーリードになっくれて良かったです。

(吉原騎手は金沢競馬の重賞4週連続で制覇、そして国内の重賞は100勝に到達となりました)
なんとか今年中には重賞100勝を達成したいと思っていましたが、これだけポンポンと4週連続で重賞を勝たせていただいて、関係者の方々や応援していただいたファンの皆様本当に感謝しています。ありがとうございます。重賞100勝を達成できました。これからも頑張りますので応援よろしくお願いします!

 

 

以上が吉原騎手のコメントでした。

 

 

 

 

さて、ここからはその吉原寛人騎手のお話になります。

 

 

インタビューにもありますが、吉原騎手は8月18日に行われた読売レディス杯をアークヴィグラスで制してから、金沢で行われた重賞を4週連続で制覇。

 

 

サラブレッド大賞典では、実況を担当した泉アナウンサーの

 

 

『今年の夏は、吉原の夏!!』

 

 

というフレーズに「いやー本当にその通りだなー」と思わず隣にいて頷いてしまいました。

 

 

そしてそして吉原騎手は国内の重賞勝利数はついに100勝(JRA1勝、地方99勝)を達成!

 

 

と書こうとしている間に、本日の笠松競馬場で行われた西日本ダービーを佐賀から参戦したエアーポケットとのコンビで制し、これで国内の重賞勝利数は101勝地方競馬の重賞も100勝に到達となりました。

本当になんてすごい騎手なんだ…と書いている今も思っています。

 

 

地方競馬の現役騎手で重賞勝利数が100勝を超えている騎手は

 

 的場文男騎手(大井)154勝

山口勲騎手(佐賀) 145勝

鮫島克也騎手(佐賀) 129勝

川原正一騎手(兵庫) 116勝

村上忍騎手(岩手) 113勝

吉原寛人騎手(金沢) 101勝←new

(※掲載内容に誤りある場合はご指摘ください)

 

 

の6名のみ。

各騎手のデビューから重賞を100勝までの期間に関しての調べはつけていないので断定はできませんが、デビュー20年目で達成した吉原騎手はこの名手たちの中でも1番の達成速度ではないでしょうか。

 

 

実況アナウンサーデビューさせていただいてから1年4カ月、金沢出張へは行きはじめて1年も経っていないキャリアの浅い私ですが、吉原騎手が4週連続で重賞勝ち、そして重賞100勝を決める瞬間を目の当たりにして

 

 

「これ程の離れ業は、もう2度と見られないかもしれない」

 

 

と感じました。常人離れした記録だと思います。

 

 

(インタビュー後、重賞100勝ポーズをお願いしました!)

 

 

それでも次はどんな記録や偉業で驚かせてくれるのか、と早くも私はとってもわくわくしています!

 

 

 

 

 

さ、第3回市営金沢競馬、後半の開催は9月13日(日)、9月15日(火)の2日間です。

引き続き金沢競馬をお楽しみください!!