第２８回金沢スプリングカップ 優勝はムーンファースト

こんにちは、泉です。
金沢競馬県営第３回の後半戦が終了しました。

ゴールデンウィークの最終日にあたる６日は金沢駅も朝から混雑して
おり、改めて金沢の観光地としての人気を認識しました。
やや雲は多かったものの幸い雨の心配はなく、場内もイベント等で
賑わう中レースが行われました。

メインレースは重賞・第２８回金沢スプリングカップ。
重賞でも上位入賞を繰り返し前走を勝って
ここに臨んだマイネルリボーン。
昨年の百万石賞を制したトウショウプライド。
夏にＭＲＯ金賞を制し今年４歳を迎えたムーンファースト。
冬季遠征で笠松の重賞・白銀争覇に参戦し
３着と健闘したディアグリスターなど１１頭によって争われました。

レースは序盤から火花散る展開。
まずはムーンファーストが先手を主張しますが、そうはさせじと
ディアグリスターが競りかけていきます。
３コーナーに入り外のディアグリスターが競るのをやめて
流れが落ち着くかなと思いましたが
４コーナーからスタンド前に向くあたりで今度はトウショウプライドが
動いてムーンファーストに並んでいきます。
もちろんムーンファーストは譲らずに先頭をキープ。
そして１コーナーからは再びディアグリスターが２番手まで上がって
前を行くムーンファーストに迫ります。
しかし向正面の中ほどを過ぎてディアグリスターの手応えが
怪しくなるとムーンファーストと後続との差が見る見るうちに
開いていって後は独走でゴール。８馬身差の圧勝でした。
ムーンファースト自身はＭＲＯ金賞以来
２つ目の重賞タイトルを手にしました。

騎乗した吉原寛人騎手のコメント
―逃げようという姿勢が強く見えました
「スタートがあまり上手ではないので、そこには細心の注意を
払いました。枠も良かったので何とか主張して行きたいと
思っていました。」
―かなりディアグリスターに競られました
「（ディアグリスターに）結構攻められたんで
心折れそうになりましたけど・・・（笑い）譲ってしまったら
何にもならないので、ハイ。」
―さらにトウショウプライドも・・・
「入れ代わり立ち代わりで攻められましたけどしっかり根性を出して
先頭を守ってくれたので馬に感謝してます。」
―向正面に入って以降は
「有力各馬が（攻められた所で）脚を使ってくれたので
その後は息を入れることが出来て３コーナーあたりでは
手応えも良かったので振り切れるかなと。」
―今後については
「まだ若い馬なんでこれからまだまだ楽しみがあると思います。
金沢を背負ってどんどんタイトルを獲れる馬になって欲しいな
と思います。」

かなり厳しい展開でしたがそれを克服したムーンファーストに
改めて期待が高まったのかなというコメントでした。

また管理する金田一昌調教師は
「枠が良かった。ヒロちゃん（吉原騎手）に『思い切ってハナ切って
みたら？』と言ったんだけど、あれだけ入れ代わり立ち代わりで
来られてそれでも逃げ切る。名騎乗だよね。
もう向正面入ったら楽だったから安心して見ていられた。
それと仕上がりが良かった。これはスタッフのお陰です。」
と吉原騎手とスタッフへの称賛を口にしました。

改めてムーンファースト関係者の皆様おめでとうございます！
吉原騎手のコメントにあるように今後金沢を背負って立つ馬に
成長してくれることを期待しています。

次週金沢競馬は５/１３、１５と日曜、火曜の開催です。
ご来場・ご観戦お待ちしております。