メイジン3連勝で金沢スプリングカップへ | 金沢競馬担当日記

金沢競馬担当日記

金沢競馬のレース実況を担当するアナウンサーが、金沢競馬に関するあれこれをつづります。

金沢競馬は、県営第2回開催が終了しました。
 

4日目(18日・火曜日)におこなわれた、金沢スプリングカップトライアルのスプリング特別は、メイジンが逃げて快勝。
金沢移籍後3戦3勝で、重賞・金沢スプリングカップへの優先出走権を手にしました。
 
(平瀬騎手騎乗のメイジン 写真提供:ホープ社・中村TМさま)
 
 
(パドックのメイジン 写真提供:ホープ社・中村TМさま)

この勢いのまま、一気に金沢古馬の頂点に立つのかどうか。
 

これまでの金沢競馬トップに君臨した馬たちも、多くはJRAから移籍してすぐ快進撃を見せ、ついには金沢の頂点に上り詰めると、他地区やJRAの強豪相手に互角以上の戦いをしてきました。
 

ナムラダイキチは引退し、ジャングルスマイルもすでに11歳となった今、新たなスターの誕生が待たれる金沢競馬です。
メイジンの快進撃がどこまで続くのか、期待を込めて見守りましょう。
 

金沢スプリングカップは4月30日におこなわれます。
 
 
 
 
なお、昨年11月の北國王冠覇者トニーポケットは、笠松のオグリキャップ記念に参戦予定。
また、高橋俊之調教師によると、グルームアイランドも厩舎にもどり調整中だそうです。金沢スプリングカップには登録がありませんが、またこの馬らしい強さを発揮してほしいところです。
 
 
 
 
18日は、金沢競馬ファンのみなさんは金沢本場開催だけでなく、名古屋競馬にも大いに注目されていたことと思います。
 
金沢期待の3歳牝馬・ヤマミダンスが、名古屋競馬の東海クイーンカップに遠征。圧倒的な一番人気に支持されたのですが…。
 
 
結果はご存じのとおり、極めて残念な9着。
スタート直後のダッシュがきかず、全く前に行くことができず、後方ままというレースでした。
 
正直、これほどの敗戦は予想していませんでしたから驚きました。
とともに、非常に心配です。
 
 
ケガなどの報道はありませんから、目立ったアクシデントはなかったものと思われますが、とにかく負け方が衝撃的。
全国レベルで通用する力であることを信じているわれわれとしては、ちょっと言葉の出ない敗戦となりました。
 
 
これが後を引くことのないよう、祈るばかりです。
 
 
 
 
よそでもご紹介しましたが、今年創設された全国の若手騎手によってあらそわれるヤングジョッキーズシリーズに、金沢からは、栗原大河騎手と柴田勇真騎手が参戦することになりました。
現在金沢で期間限定騎乗中の高知の塚本雄大騎手も、このシリーズに参戦します。
 
(左から、塚本雄大騎手・柴田勇真騎手・栗原大河騎手)
 
シリーズへの意気込みを聞いてみると、みな一様に
 
 
「シリーズができたことはとてもうれしい」
「自分が出られること、ちょうどその年にあたることがラッキー」
「同世代のみんなにも後輩にも、負けられない」
 
 
と語っていました。
 
特に、栗原騎手・柴田騎手は、旧規定で一度は減量を解除した経歴があります。
 
すでにお伝えしたように、今年、金沢競馬の減量騎手規定が改められたことでふたたび1キロ減量にもどり、シリーズへの参加権も手にしたわけです。
 
 
 
4月26日、高知競馬場で幕をあけるトライアルラウンドは、11月までかけて全国各地でおこなわれます。
 
8月22日には金沢競馬場でもトライアルラウンドが実施されます。
金沢所属、金沢ゆかりの若手騎手たちに、大きな声援をお贈りください。