だんだん、寂しさが迫ってくる・・・(溜息)
東急の象徴、Mr.田園都市線、東急ファンに限らず全国3,000万人の鉄道好きに愛され、親しまれたハチゴーこと
東急8500系
(※画像は全てyahoo!画像より)
が来年1月で引退。東急電鉄初のローレル賞を受賞し、最盛期には東急最大勢力の400両を誇った名車も、今や1編成10両を残すのみ。。。遂に、遂にお別れが近付いて来た。(後継の2020系へ完全に代替わりするね)
東急電鉄ではありがとうハチゴー特設サイトを開設し、僕を含めたファンだけじゃなく、東急電鉄自体も思い入れが強いのが興味が無い方でもお分かりになるかと・・・とにかく存在感は絶大。
この車両は別名・・・
爆音電車
と呼ばれ、A級のモーター音は乗っていると車掌のアナウンスが聞き取れない事も度々・・・(笑)。豪快な通過時の唸る音、甲高い加速音と減速音、コンプレッサーの音とエアバルブの解放音(プシュ~ってやつね)。。。電車が働く一生懸命感に惹かれ、爆音が堪らなくて大好きな車両だったなあ。(音を撮りに行ったりね・笑)
※参考までに・・・
原形は8000系で、設計思想を受け継いだハチゴーがデビューしたのは1975年。以来1991年まで増備を続け、僕的に東急では9000系の次に好きだったりする。今回の引退は3年程前から決まっていたが、度々専門誌に取り上げられ、いかにファンを震撼させるトピックスだったかが分かる。
例えば、35年来の愛読誌の一つ
鉄道ダイヤ情報(未だに毎月チェックしているよ)
誌面ではビッシリとハチゴーについて書かれていたが、この時はまだ先だからと思っていたんだけどねえ。。。
この車両の棲家と言えば・・・
長津田検車区
小学生の頃は、チャリで何度か見に行ったり、遠足の定番であるこどもの国へ行く時に1秒でもハチゴーを見ようと、集団行動に反する自由な行動をしたり・・・(苦笑)。(すぐそばにこどもの国駅があり、電車を見られる以上、見るでしょ)
社会人になってからも、爆音目当てで田園都市線に乗って満喫していたが、相当数あるね。地下鉄半蔵門線に乗り入れており、仕事で利用した時に偶然出くわすと嬉しく嬉しくて、降りるとホームから去って行くハチゴーを姿が消えるまで見送ったり・・・思い出は尽きない。(当時は鉄道好きを公言出来ない暗黒時代、同僚達もごく一部しか知らない・・・筈)
さてさて・・・
僅か1編成10両を残すのみとなったハチゴー、普通はボディに赤帯を纏っているんだけど、最後の車両はナゼか
青帯
これは東急CATVの宣伝用車両だった名残・・・。宣伝の役割は終わったが、青帯だけ残ったらしい・・・。
東急からは姿を消すが、秩父鉄道、伊豆急行、長野電鉄、インドネシアには新天地で活躍を続けるハチゴーに会う事が出来、あのモーター音が聴けるチャンスは残っている。(個人的には日立製が一番好き、次は東洋電機製、そして東芝製かな・・・)
来年1月(詳細の日にちは不明)を最後に定期運用が終了するハチゴー、もうすぐお別れかと思うと残念でならない。これも一つの時代の終焉なのか・・・。