南関東の東京プリンセス賞惨敗なら、転入初戦のここは1番人気でも様子見にしたのが裏目に・・・(なみだ)。
岩手オークスことひまわり賞【M1】を制したのは、衝撃の10馬身差の圧勝!!
トーセンキャロル
(※画像は岩手競馬公式サイトより)
後方集団にいて、向正面からポジションを上げ、最後の4コーナーで射程圏内・・・直線で突き放すと言うのは横綱相撲そのもの。これにはビックリ!南関東とのレベルの違いなのか?盛岡コースの適性なのか?いずれにしろ恐れ入りました!!(※レース結果はこちら・・・。)
<推奨馬レース分析>
◎アップテンベスト(5着)
東海からの復帰初戦。道中は2番手キープと先行も、最後の直線で失速。ペースもあるが、状態が戻り切れていない印象。完調までもう少し掛かりそうだが、光明は見えた。
○ボサノヴァ(11着)
3番手と位置取りは悪く無かったが、4コーナー手前で手応え一杯になりズルズルと後退。堅実派にしては不本意だが、速いペースと距離が長かったのが敗因か。
▲カクテルライト(3着)
ハナに立つも、息の抜けない流れ。最後の直線手前まで粘るも、力尽きた。それでも3着には粘ったのだから、一定の評価は必要。これは底力の表れ。
△マルルットゥ(2着)
後方につけ、前の様子を窺う位置。徐々にポジションを上げ、最後の直線で追い込んで来た。ペースと位置取りが良かったのが幸いした形。力もあった。
×レディジャン(12着)
中団でレースを進めたが、全く付いていけなかった。オープンのメンバーでは荷が重かったか?
トーセンキャロル(優勝)
やや後ろからレースを進め、馬なりで位置取りを上げ、最後は抜け出し、完璧なレース。血統的には芝向き、それを見込んで転入したのだろうが、これなら岩手のダート路線でも十分やれる。今後の台風の目になるか?注目。
『体重が大きく減っていたが、またがった時は普段の調教と同じ感じ。今回は距離が長いかなと思っていたので、中団からの競馬は想定どおり。向こう正面では反応がひと息も、3コーナーからの反応が鋭く、これなら大丈夫だなと確信した。それでも10馬身も離したのには驚いた。来た当初は芝向きかなと思ったが、ダートもまったく問題ない。今回の圧勝で選択肢が増えたと思う』(山本聡哉騎手)
『一番の気がかりは体重減、自分が思った以上に強い競馬をしてくれた。オーナーからは芝を使ってほしいとの希望だったが、適当なレースがなく、南関東でダートもこなしていた。それならばオークスを使ってみようと決断したが、結果を出せてホッとした。まずはゆっくり疲れを取ってやりたい。今後のことはオーナーと相談して決めたいと思う』(佐藤浩一調教師)
売得金:1億7,586万6,000円
優勝したトーセンキャロル、血統は母方がよく分からないが、父はヴァンキッシュラン、ダービートライアル青葉賞(GⅢ)の勝ち馬。競馬は父の父ってあまり注目されないけど、あのディープインパクト!!
父の母を辿ると、ノーザンダンサーやミスタープロスペクターにも繋がり、なかなか興味深い血を引いているね。距離は長くなってもこなすだろうし、本来は芝向きだけど、今回の圧勝でダートもイケそうだから、どういうローテになるかが楽しみ。
話は変わり、昨年のひまわり賞馬のゴールデンヒーラーは、金沢の読売レディスカップへ遠征し、大井のワンツーに阻まれ3着・・・初遠征の影響?距離が短かった?だとしたら今回は健闘の部類。
岩手所属の牝馬の中では力は圧倒的だし、馬自体が強いので・・・今年の最大目標は、11月のJBCレディスクラシック【JpnⅠ・盛岡】。ケガをしないよう頑張って欲しいし、応援したい。。。