18日(祝月)盛岡12R【JpnⅢ】農林水産大臣賞典 メイセイオペラ記念第26回マーキュリーカップ(オープン ダート2000m 1着賞金2800万円 14頭立て 発走予定時間18時15分)
Horse&Hope 駆け抜けたその先に 2022岩手競馬
<見解>
今年はJBCイヤー2022、今年行われるダートグレード競走は6つ、第一弾を飾るのはマーキュリーカップ。今年はJRA5頭、船橋2頭、大井1頭、川崎1頭、愛知1頭、計10頭の遠征馬が参戦、迎え撃つ地元勢4頭と合わせフルゲート14頭揃った。例年はJRA勢優勢が揺るがないが、今年は地方勢も期待出来そうな馬がおり、見応えある一戦になりそうだ。
◎ケイアイパープル(JRA)
以前は、好凡走の落差が激しかったが、ここ1年は安定している印象。地方開催のダートグレード競走に絞れば、3戦1勝2着2回と砂の深いダートは得意であり、この馬を中心に狙ってみたい。
○ノーヴァレンダ(川崎)
元々はJRAデビュー、2歳時に全日本2歳優駿(JpnⅠ・川崎)を制すも、その後は一介のオープン馬に。昨年秋に川崎へ転厩、前走ダイオライト記念(JpnⅡ・船橋)を快勝し復活の狼煙、逆転まで。
▲ヴァケーション
復活と言えば、この馬も同様。3年前、全日本2歳優駿(JpnⅠ・川崎)を制したが、以降は低迷。今年から岩手入りし、重賞勝ちはシアンモア記念のみだが、地元勢の大将格としてGⅠ馬の意地を。
△ギガキング(船橋)
2歳時に南部駒賞、昨年の3歳時にはダービーグランプリを制し、岩手の重賞と相性が良いタイプ。ただ、ダートグレード競走は3戦共惨敗し、その点が気掛かり。不安あるが、得意な盛岡ダートに活路。
△バーデンヴァイラー(JRA)
今回で10戦目と、使い減りしていないのが評価の分かれ目。前走アンタレスS(GⅢ)で初めてダートグレード競走に挑戦し、オメガパヒュームから2.9秒差15着と惨敗、どこまで巻き返せるかが見もの。
×メイショウカズサ(JRA)
勝つと強いレースをするが、負けると勝ち馬と差が付くレースをし、いまいち掴みどころが無い。ダートグレード競走は白山大賞典(JpnⅢ・金沢)と浦和記念(JpnⅡ・浦和)の2勝、軽視出来ないだろう。
■自信度:J(※A~Zの段階)
■推定ペース:M
■推定タイム:2.02.前半~08.半ば
<レース紹介:マーキュリーカップ>
1997年に創設されたダートグレード競走。スプリントのクラスターカップ、マイルの南部杯は既にあったが、クラシックディスタンスのレースが無かったため、この距離で行われるダートグレード競走の創設は念願だった。帝王賞・JpnⅠの約1ヶ月後に行われるため、GⅠレベルのメンバーが参戦し、それが地元勢を苦戦させる要因と指摘する向きもある。2017年からは、1998年・第2回の優勝馬であり、JRA・GⅠ優勝唯一の地方所属馬の功績を称え、メイセイオペラ記念のサブネーミングが付いた。
