国論を二分、故・安倍元首相 国葬について私見 | 暫定・綴れば愉快だ宇都宮 熱視線blog(旧・せんだい熱視線 ジミ都市blog)

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亡くなられた、故・安倍晋三元首相について、岸田文雄首相は秋に国葬で安倍さんを送ると発表し、国論が二分している。

 

総理経験者の国葬は、故・吉田茂元首相以来、55年ぶりだと言う。

(※画像は全てyahoo!画像より)

 

吉田元首相は、僕が小学6年の頃から尊敬する政治家で、それもこれも小説 吉田学校(著・戸川猪佐武)を読んでの受け売りなんだけどね・・・(苦笑)。

 

それから、様々な書物を読み漁り、彼を徹底的に調べ上げたんだけど、日本が戦後僅か6年で、独立・講和に漕ぎ着けたのは間違いなく吉田さんの手腕に他ならないと、僕はそう結論付けた。(ちなみに、独立を果たしたサンフランシスコ平和条約の調印に立ち会った最後の存命者は、故・宮沢喜一元首相だったりする)

 

強烈なキャラだし、国民も好き嫌い分かれるタイプ、問題が無かった訳でも無い。でも、結局は独立・講和の大功労者と言う事実が大きかったんじゃない?それに、国葬を決めた当時の首相は俗に言う吉田学校の生徒だった佐藤栄作さん安倍さんの大叔父)、何より自民党保守政治の源流は吉田さんに遡るわけで、そういう背景も決して無関係じゃないと思うんだよなあ。。。

 

今回の安倍さん、吉田さん程の大功労があったか?と言われれば、微妙なところで、彼にも功と罪があった訳でしょ?恐らく、岸田首相はこう考えたのではないか?

 

国内外からの評価を重視し、国葬を行う事で、国益を損なわないようにした

 

そう言う考えに至った理由は次の4つじゃないかと・・・

 

①安定した政権運営で、功績と影響力がある

②一般国民の間で深く悲しむ人達が多い

③最期があまりにも悲惨で可哀想

④世界から評価の高い政治家である

 

異論はあるだろうが、特に気にしたのはだと思っていて、海外からは、これだけの政治家を国葬するのは当然と見られているとしたら、国葬をしない方が日本として不信感を持たれ、国益を損ない兼ねないと考えたんじゃない?

 

もちろん、国民の間には国費を使う事に疑問の声が挙がるのは当然でしょ?でも岸田さんは、それを重々承知で決めたのかなと・・・こういう立場になると、国益最優先に考えないといけないからなあ。。。

 

個人的には、これだけ国民に悲しんでもらえる人なのだから、政府国民有志による国民葬で良いと思うけど・・・国益優先で国葬にしたならば、僕は理解してもいいと思う。

 

容疑者や安倍さんは、直接旧統一教会とは関係無いのに、容疑者の飛躍し過ぎな思い込みと、安倍さんが気軽に引き受けたビデオメッセージが、このような悲劇になってしまったのだから・・・個人的な感情は別にして、国葬をやってあげて良いんじゃないかな・・・人間としての寛容さは持ちたいしね。

 

あなたは、どうお感じになるだろうか?