20日(祝月)盛岡9R【M1】第23回ジュニアグランプリ(モンテロッソ賞)(2歳オープン・地方全国交流競走・JRA認定競走 芝1600m 1着賞金400万円 13頭立て 発走予定時間17時05分)
Horse&Hope 馬よ、希望よ、明日よ。 2021岩手競馬
<見解>
地方2歳馬ターフ王決定戦はジュニアグランプリ。今年は道営2頭の遠征馬が参戦、迎え撃つ地元勢にも道営出身馬がおり、改めて道営2歳の層の厚さを感じさせられる。この時期の2歳戦はファクター少なく、予想が難しいが、芝経験の有無や、血統から芝経験無くても芝適性のありそうな馬をセレクト出来るかがポイント。ここから未来のスターホースが現れるか注目したい。
◎モリデンブラック(道営)
成績平凡だが、デビュー戦であるフレッシュチャレンジ競走を制した力と、JRAへ遠征した前走、クローバー賞(札幌)では8着ながら、シンガリ追走から、メンバー中最速の上がり34.9をマークした末脚を評価。地方馬同士ならレースはしやすい。
○ギャレット
キャリア3戦中芝レースは2戦し、前走若鮎賞ではフェルゼンハントに0.2秒差で前哨戦を制した。芝経験と同距離を勝ったのは強みだし、父ヴァンキャシュランはジミだが、母の父シンボリクリスエスがスパイスになる。重賞2勝目の可能性十分。
▲ロイヤルザップ(道営)
ここまで3戦1勝4着1回と強調する程の成績では無く、どんどんタイム差が広がっているのが気掛かりではあるが、父キングカメハメハ、母の父ディープインパクトは芝コースで一変しそうな魅力的な血統。ならば、食指が動くというもの。
△エムティエース
キャリアが4戦1勝2着1回3着2回、うち芝コースが2・3着と適性は高いものがある。前走、若鮎賞ではドン尻から一気に追い込み、ギャレットと0.4秒差3着。そのギャレットに先着した事もあり、成績の堅実さは不気味なものが・・・侮れない。
×ミスリチャード
JRAデビュー馬で4戦全て芝1200mでのもの。成績がメンバーの中では劣るものの、2歳未勝利戦ながら勝ち馬と0.3秒差4着に入ったり、差こそあれ掲示板5着を確保した内容は怖い。軽く見ると痛い目にあいそうで、抑えてはおきたい。
■自信度:C(※A~Zの段階)
■推定ペース:M
■推定タイム:1.39.後半~42.半ば
<レース紹介:ジュニアグランプリ>
1999年に創設された重賞競走。2002年までは岩手・山形・新潟(新潟のみ2001年まで)東北三県交流、東北ジュニアグランプリの名称で行われ、2003年から地方全国交流競走へ格上げし、現レース名に変更された。2016年に岩手競馬グレードの導入でM1に格付け。地方競馬で開催されている2歳の重賞競走では唯一芝コースで行われる貴重なレースである。