子どもの頃、夢中に読んでいた本にズッコケシリーズがある。
ズッコケ中年三人組(著・那須正幹)
架空の地方都市(著者の那須先生の出身地から広島市がモデル)に住む小学生、ハチベエ・ハカセ・モーちゃんの三人組を中心に繰り広げられる物語。探偵、心霊現象、学級新聞、タイムスリップ、運動会、修学旅行・・・etcテーマは多岐に渡り、子ども達から熱烈に支持され続けた名作。
僕は小学4~6年の時にハマり、全作品は持っていないけど、記憶にある限り6作品は実家にある筈・・・。忘れもしない小学5年の時、テレ朝で月曜夜7時半にズッコケシリーズが単発で3回程ドラマ化され、欠かさず見ていたなあ。。。以降も何度かドラマ化やアニメ化されているから、人気は根強いと思ふ。
スタートから四半世紀経ち、著者曰く・・・
今の子ども達とギャップがある
と50作目を発表した2004年に一旦完結し、大人になった読者達から惜しむ声が多く、感謝祭のような気持ちで後日談として出されたのがこの本。
シャッター街と化した地元商店街、ハチベエの実家が営む酒屋はコンビニに業態転換、教師になったハカセが受け持つクラスが学級崩壊を窺わせる件があったり、高齢の母親を気遣い、大阪で働いていたモーちゃんが家族を連れて地元へ戻っていたりと・・・リアルな現実が描かれている。
実は2015年に・・・
ズッコケ熟年三人組
が刊行され、那須先生もご高齢と言う理由もあり、これで完全に完結と相成った。
大人が読んでも面白い本ですなあ。。。
