7月15日、地下鉄好きにとってはメモリアルデー。
仙台市地下鉄開業30周年!!
地元紙・河北新報では第三朝刊で地下鉄南北線30周年をフューチャー。(仙台と明日も走る・・・なぬ?)
本州最北端の地下鉄であり、最も人口規模が少ない街に出来たと言う事で、開業当時は広く話題を集めたのを覚えている。
僕は開業から約3ヶ月後に友人を誘って乗りに来たのが初乗り。地下鉄=東京の薄汚い駅構内をイメージしていたので、新しいピカピカな駅構内に感動したんだよなあ。。。
当時、南は富沢は同じ、北は八乙女までで、泉中央はまだ無かった。詳しく覚えていないが初乗りは仙台から台原までだったと思ふ。
驚いたのは車両、帝都高速度交通営団(現・東京メトロ)や都営地下鉄は比較的古い車両で慣れていたからねえ。。。
ほお・・・新しい!!
颯爽とホームに滑り込んで来た真新しい車両・・・これが
1000系
実は未だ現役で、体質改善工事を施してリニューアルされたため、今は1000N系と呼ばれている。
30年も前の話なのに、画期的かつ斬新さが今も尚色褪せず、川崎重工業の意欲作と言えるよね。
国内初のATOファジィ制御!
国内地下鉄唯一、外付けディスクブレーキ台車!
東北初の右手式ワンハンドルマスコン!
地下鉄好きなら魅力がすぐ分かるでしょ?乗りに行く価値十分だと僕は思ふんだけど・・・。
これからを展望してみると・・・
(1)南の名取、北の富谷及び大和までの延伸は?
(2)4両編成から6両編成化は?
(1)は仙台市が消極的なだけに実現の可能性は低い。強いて言うなら公共交通がバスのみ、北の富谷市が地下鉄延伸や新交通システムを模索している位。
人口が増え続けている仙台のベッドタウンなだけに、仙台市も耳を傾けて良いと思ふが、財源や採算性がネックなのと、富谷市がどこまで財源を確保出来るか?見通しが立ってない訳で・・・やはり厳しいかな?
(2)は元々南北線のホームは6両編成に対応出来るよう設計されているが、利用客数は当初より伸びておらず、現状の4両編成のままで行くと思われる。
一昨年開業した東西線も、南側は陸の孤島と揶揄される茂庭台までの延伸が課題として残っているが、残念ながら以前のモノレール構想に続いて梯子を外される格好になるかと。。。(ちなみに茂庭台を造ったのは仙台市)
延伸問題には影を落としたが、市民生活を大きく変えたのも事実。今後は維持出来るか?民営化は?特に注目しているのは民営化、全くそんな話は無いけど、大阪市も市営地下鉄の民営化が決まっただけに気になる。