12日(水)大井11R【JpnⅠ】農林水産大臣賞典第19回ジャパンダートダービー(3歳オープン ダート2000m 1着賞金4500万円 14頭立て 発走予定時間20時05分)
<見解>
ダートが熱くなる大井の夏、名物となった3歳ダート王決定戦はジャパンダートダービー。今年はJRA勢に強力な存在が見当たらず、地方勢にチャンス到来。ポイントは1800m以上での実績と重賞成績を比較して絞りたい。
◎ヒガシウィルウィン(船橋)
道営時代はサンライズカップ優勝、栄冠賞・ブリーダーズゴールドジュニアカップ各2着、南関東転入後はニューイヤーカップ・京浜盃・東京ダービーを制し、羽田盃2着と実績断然。JRA勢を蹴散らせれば痛快。
○タガノディグオ(JRA)
これまでダートコースでは9戦3勝2着5回3着1回と全て3着以内、前走兵庫チャンピオンシップ(JpnⅡ)を制し、JRA勢では大将格になる。ダートグレード勝ち馬として、ここは負けられないところ。
▲サンライズソア(JRA)
ダート適性は高く、これまで3戦2勝3着1回と重賞未勝利だが大崩れしないのは魅力。血統を考えても距離延長は歓迎のクチ、後は砂の深い大井コースが合うかどうかだろう。
△サンライズノヴァ(JRA)
主にダート路線で戦い、6戦3勝2着1回3着1回4着1回を誇り、前走ユニコーンS(GⅢ)で重賞初制覇し陣営の意気も上がる。父ゴールドアリュールはダート王として君臨、親子制覇の可能性も十分。
×リゾネーター(JRA)
これまで5戦全てダート戦で使われ3勝4着2回の内容。前走兵庫チャンピオンシップ(JpnⅡ)で1番人気に支持されたが差のある4着で評価が微妙に・・・。本来の実力なら上位狙え、マーク必要。
■自信度:P(※A~Zの段階)
■推定ペース:S~M
■推定タイム:2.04~06.半ば
<レース紹介:ジャパンダートダービー>
1999(平成11)年に創設されたダートグレード競走。それまで無かった春の3歳ダート王決定戦としての位置付けで、ダート版日本ダービーの異名を取る。
<あの日あの時~2001(平成13)年・第3回~>
前年、惜しまれながらメイセイオペラが引退し、地方競馬には次のスターホースが求められていた。中でも層が厚い南関東から、アブクマポーロ以来の登場が期待される中、1頭の凄い馬が現れた。
トーシンブリザード
(※画像は yahoo!画像 より)
これまで無敗、当時の南関東三冠(羽田盃・東京王冠賞・東京ダービー)をブッコ抜き、全て大井競馬場で観ていたが次元の違う末脚に驚嘆した。
ジャパンダートダービーもJRA勢がいても負ける要素が見当たらず、メイショウアームを寄せ付けず快勝!一緒に観ていた馬仲間と『ドバイへ行くかもしれない!』と興奮しながら話したのを思い出す・・・。
その後、骨折が判明し東京大賞典・フェブラリーSと立て続けにGⅠレースへ参戦し3・2着。翌年再び骨折して本来の能力を失ったが、復帰後も好走を続け、7歳で現役を全うした。
タラ・レバは禁物だけど、骨折せず順調に過ごしていたら歴史的名馬になっていたかもなあ。。。