3.11東日本大震災から6年、懸念される”風化”の兆し。 | 暫定・綴れば愉快だ宇都宮 熱視線blog(旧・せんだい熱視線 ジミ都市blog)

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6年前の今日、午後2時46分・・・自宅に居た僕は、出掛けるために身支度をと、2階の部屋から1階に降りようとした時だった。

 

今までに経験した事の無い、激しくて長い揺れに身動き取れず、落下しそうなプリンターを抑えるのがやっと・・・1階からは嫁の悲鳴に似た声が響く。揺れが止まって1階に降りると停電ポータブルラジオを付けて情報収集するも、相次ぐ余震が恐怖感を増幅させた・・・。

 

東日本大震災から6年、嫁の実家の近所の方が、訪れていた気仙沼で亡くなり、嫁の従兄弟が公立志津川病院で九死に一生を得たりと、決して他人事では無い。それに・・・多くの方が亡くなられている。

 

僕達夫婦は、勾当台公園市民広場献花会場へ・・・。

僕達が到着したのは夕方4時前、献花して亡くなられた全ての方への合掌と、被災地の復興を手を合わせて祈った。

 

会場では、これまでの仙台市沿岸部の復興への歩みや、仮設住宅がゼロになった事を伝えるパネル等が展示され、多くの市民が見入っていた。

夜に行われるキャンドルナイトの準備も進められ、展示コーナーでは今までのキャンドルナイトの様子が写真で紹介されていた。

 

今回、少し気になる事があった。それは・・・

 

風化の兆し!?

 

会場近くを2人組の中学生が通った時、耳に入った会話に一瞬凍りついた。

 

A『あれ?今日って震災の日だったっけ?』

B『知らな~い。どうでもいいし・・・どうでもよくね!?』

 

震災の記憶が無い年代には見えなかったし、どうでもいい事では無いだろう。。。これはショックだったなあ・・・。

 

震災発生時の午後2時46分は、会場とは別な某所で黙祷をしたんだけど、多くの方は海のある東側を向いていたが、全く無関心な方も見受けられた。黙祷は義務では無いから、強くは言えないけど、僕としては寂しい気持ちがした・・・。

 

6年経って、僅かながら風化の兆しが見え始めているのかな?そうならないよう、僕は毎年2枚の画像を必ずアップしている。

 

1つ目が・・・震災発生直後の自宅2階(僕の部屋とは別の部屋)

 

2つ目は・・・震災発生約2ヶ月後の岩沼市内

 

この大震災を風化させないように願う1人として・・・。

 

 

◎被災3県、震災の死者:(岩手)4,673名(宮城)9,540名(福島)1,613名

◎被災3県、震災の行方不明者:(岩手)1,122名(宮城)1,230名(福島)197名。

◎震災から6年、被災地では犠牲者への哀悼復興の祈りが捧げられる1日。

◎避難が長期化、2月13日現在で約12万名の避難者がいるとの事。

◎震災での直接的な被害額は約16~25兆円。被災3県の県内総生産の総額に匹敵。

 

◎最新の被災3県の各人口:(岩手)約126万人(宮城)約232万人(福島)約189万人。

◎名取市、災害公営住宅の内陸部移転を断念、

◎震災から6年、今日取り上げた時間が少ないTVは日テレ系。(テレ東系を除く)