夕方のローカルニュースや、全国ネットの番組で取り上げられ、話題になっている
(※Nスタみやぎ より)
岩手競馬では10年ぶりの女性騎手のデビュー、そして・・・
震災で被災し、困難を乗り越えて夢を掴んだ
このサクセス・ストーリーが注目されているのかな?(鈴木騎手は気仙沼出身)
TVで見る限り、僕の印象は・・・
根性は騎手向きですなあ
落馬しても怖く無いと言っていたし、騎手学校で教官から罵声を浴びても動じて無かったもんね。あと、どこか勝負師の目を持っている感じを受けたな。
デビュー戦はご祝儀(!?)で9頭中2番人気、結果は6着だったけど、今日現在で6戦5着1回、近いうちに初勝利出来る乗り方はしていたのでは?
(※どちらも、Nスタみやぎ より)
騎手は、女性だからと言って特別扱いはされないし、結果を出さないと生き残れない厳しい世界。男性だって、辞めて行く人が多いからなあ・・・。
アイドルと言うよりも、実力派女性騎手として、メキメキ頭角を表して欲しいし、彼女をずっと応援したいと思ふ。
岩手は女性騎手発祥の地、これまで岩手競馬では鈴木騎手を含めて8人がデビューし、実は世界初の女性騎手は国営競馬(現・JRA)に所属した盛岡出身の斉藤澄子さんだったりする。
ただ、斉藤さんに関しては、時代背景が悪くてレースに騎乗する事が出来ず、厩務員に転身後、29歳で病死している。
記録に残っている限り、日本初の女性騎手は1966(昭和41)年にデビューした
(※いわて競馬今昔物語 より)
今は行われていない繋駕競走専門の騎手で、ご主人も繋駕の騎手兼調教師(当時は兼業可だった)。デビューは何と38歳!繋駕が廃止される1971(昭和46)年まで騎乗したらしい・・・。(最後の繋駕競走も2着に入ったって)
岩手競馬2人目、そして国内初の平地競走の女性騎手は、1969(昭和44)年にデビューした
高橋優子騎手
(※いわて競馬今昔物語 より)
先の高橋クニ騎手の娘さんで、デビュー2年目で重賞を制覇し、リーディング上位の常連、僅か5年程で通算勝利が209勝!23歳で急逝したため・・・
伝説の女性騎手
と言われているのね。(今年で亡くなって40年経ちます)
当然、僕は知らないけど、昔の岩手競馬に詳しい祖母の話によれば・・・
腕っぷしのある、上手な騎手
と言っていたし、競馬場で遭遇する某オールドファンは・・・
男勝りの騎乗は未だに覚えている
実力騎手の反面、アイドル騎手としてバラエティー番組にゲスト出演したり、あの
NHK紅白歌合戦
では、審査員として呼ばれた事も・・・。(競馬界ではガッツ南井と高橋優子騎手の2人しかいない)
タラレバは禁物だけど、生きていれば今年64歳。間違い無く調教師として手腕を発揮していたかもなあ。。。
以後、新田(旧姓:吉田)弥生騎手、佐々木亜紀騎手、石川夏子騎手、千田和江騎手、皆川麻由美騎手と続き、伝統の系譜は今年鈴木麻優騎手に受け継がれた。
岩手競馬ファンになって今年で30年目(一時ブランクあり)、色々な思いがあるなあ。鈴木騎手の所属は名門・伊藤和厩舎、これは恵まれたかなと。。。(伊藤先生、大事に育てて下さい)
是非是非、応援して下され~。