12(日)盛岡9R【重賞】農林水産大臣賞典第38回シアンモア記念(ネオユニヴァース賞)(オープン・地方全国交流競走 ダート1600m 1着賞金500万円 12頭立て)
<見解>
春の大一番、伝統のシアンモア記念。今シーズンの岩手を牽引するロッソコルサとカミノヌヴォーが回避し、2番手グループの王座を賭けたメンバー構成。他地区からは、実績豊富な古豪が参戦し、焦点は地元勢VS他地区勢の激突、現状は他地区の古豪有利と見るも、地元生え抜き馬の奮起を期待。激戦必至。
◎トーホクキング
昨年、みちのく大賞典を制し、本格化を予感させたものの、以後のくすぶりは全く持って不本意。今年3戦し、前走赤松杯は6着に敗れたものの、勝ち馬からは僅か0.5秒差と大負けはしておらず、希望を繋いだ格好。改めて期待してみる手。
○マルヨフェニックス(愛知)
強い相手を求めて、名古屋を拠点に全国を飛び回る実力馬も既に9歳。しかし、目に見える衰えは全く感じられず、アッサリのシーンも。岩手へは3年ぶりの参戦、かつてこのレースを2着、みちのく大賞典優勝があり、マイル連対率100%も強み。
▲ドリームクラフト
転入初戦を快勝し、2戦目となった前走赤松杯は前が止まらない流れに泣き、0.3秒差4着。今回は力関係未知数なメンバーも含んだ相手だが、走りを見る限り、十分争覇圏内。展開も望むところになれば、この馬にとっては都合がいい流れに。
△スーパーワシントン
今年10歳の大ベテランだが、相変わらず元気一杯な走りで健在ぶりを見せ続ける。衰えとは無縁のようで決して侮れない。トウケイニセイ記念や赤松杯各2着、盛岡ダート1600mは3戦3連対と得意にしており、ここもチャンスありそう。
×トーホクアロー
昨年大晦日の桐花賞はロッソから離されること1秒差4着だったが、前走A級2組平場戦では最後抜け出し快勝。父ウイングアローは第1回JCダート(GⅠ)等を制したダート界屈指の名馬、岩手にも何度か参戦しお馴染み。父は遂に岩手で勝てなかったが、その無念を晴らす力は持っている筈、軽視禁物。
■自信度:T(※A~Z)※元JRAオープンバトルドンジョンはあえて無印。
<レース紹介:シアンモア記念>
1975(昭和50)年に特別競走として創設し、後に重賞競走へ格上げされ、距離や施行条件等の変更を経て、現在は春のマイル王決定戦の趣がある。
レース名のシアンモアは、イギリスのエプソムダービー3着の実績を引っさげ、1928(昭和3)年に小岩井農場へやってきた種牡馬で、日本競馬界に燦然と輝く大種牡馬の1頭として知られている。現在もシアンモアの血は絶える事なく、子孫達(例えばクラウンロゼ)が沢山活躍している。
あまりにも昔の話なので、シアンモアを直接知る人は少なくなったが、今上天皇は実際にご覧になられたそうで、直接知っている貴重な生き証人である。
<思い出のシアンモア記念>
1999(平成11)年、フェブラリーS(GⅠ)優勝後、3ヶ月ぶりにメイセイオペラが走ったのが、第25回シアンモア記念。東京から日帰りで出掛けたが、この日の水沢競馬場は異様な光景で、物凄い数のファンが押し寄せ、パドックを見るのもひと苦労だったのを覚えている。
レースはメイセイの独壇場で、馬なりで6馬身突き離し圧勝!壮絶だったのは2着争いで、3頭が横一線に並び、あのバンチャンプが制し、場内は大盛り上がりだった。僕は3歳(現2歳)時の寒菊賞で強い勝ち方をしたメイセイオペラに惚れ込み、ずっと追いかけてきたけど、すご~く幸せだった期間だったなあ。。。
当日、残念だったのは、経費削減か何かで馬名入りゼッケンを使用しなかった事。注目度が高かった上に、凱旋レースだったわけでしょ?競馬組合は柔軟に対応して欲しかったね。。。
※これが大種牡馬シアンモア。(晩年は初代三冠馬セントライトと一緒にいたそうです)
◎東日本大震災から2年2ヶ月が経過。
◎杜の都の早慶戦(仙台一高・二高定期戦)は20対9、7回コールドで一高が30回目の勝利。
◎仙台最大の再開発地あすと長町(太白区)が全ての土地区画造成が終了。
◎ベガルタ仙台、ホームユアスタ仙台で、大宮を撃破!(連勝止めた!大宮のベニデニック監督、元仙台の監督だけに価値がある1勝、これで9位)
◎東北電力、7月からの電気料金値上げ困難か?8月以降にズレ込む。
◎僕がリスペクトするレスラー小橋建太が今日ラストファイトで現役引退。(これについては改めて触れます)
◎【炎のGⅠ勝負2013・春】※ヴィクトリアマイル
◎イチオクノホシ(抜群の安定感は魅力、文字通りの馬になって欲しい)
○マイネイサベル(府中牝馬S、中山牝馬Sを制し、勝ち負け有望)
▲ハナズゴール(京都牝馬S優勝、ここも通用する走り)
△サウンドオブハート(7~8ハロン得意、阪神牝馬S優勝で意気上がる)
△オールザットジャズ(牝馬重賞で堅実な結果残し、侮れない)
×ヴィルシーナ(産経大阪杯は牡馬相手で仕方無し、巻き返す)