まだパステルを扱い始めたばかりの頃の絵。
パステルの画材を手にした切っ掛けは、母が丁度今の私と同じ年齢の頃に、母にプレゼントした「パステル画材」を「逆プレゼント」された時から。
70歳で連れ合い(私の父)を亡くした母の新しい人生が始まり、心の奥底で静かに燃えていた幼いころよりの自分の絵心に目覚め、独学で「油絵」を描き始めたのが母が絵を描く生活の始まり。
同居する兄一家の見守りの中、来る日も来る日もキャンバスを立て、ひとり絵と向き合う日々が始まったのでした。
この、母の「絵心」の軌跡を纏めたHP【けいの部屋】を立ち上げた私。
母の短歌を纏めて冊子を作って提供してくれた義兄の力や、母と同居して励まし続けてくれた兄夫婦からの絵の提供、7人の兄弟姉妹に渡っていた油絵を送って貰って撮影する事等から始まり、みんなの力が終結してこの「けいの部屋」が立ち上げられたのでした。
それは、母が80代に入った頃です。
後に、ある学校の「教科」に取り上げられることになった経緯もうれしい出来事。
しかも、2つの学校で・・・。
「私の絵など、独学だし、人様のお目に掛けるようなものでは無いのに、お恥ずかしい…」と、尻込みばかりしていた母。
母「けい」(当時80代)の代表作【母子像】(油絵)
そんな母の最晩年、丁度今の私位の年齢(86歳)の頃には、後始末が大変な「油絵」を描くことが出来なくなって来たのを憂慮し、「始末が簡単で何時でも描けるパステル画材」をプレゼントした私でした。
その後、一度も広げる事無く、「あなたがお使いなさいな」と「逆プレゼント」されてしまったこの「最高級品(!)のパステル画材」だったのです。
それを使って私が描き始めたのは随分経ってから・・・。
母が、絵を描く楽しみも失った加齢の体力が悲しかったのと、「逆プレゼント」のショックとで、ずっと奥に仕舞いこんでいた「パステル画材」・・・。
その作品などはまた次に書きましょう。
今日は、気圧の暴走により気分が悪く、一日中くだくだして過ごしたのでした。
続きを書く気力が・・・。 ((+_+))
また後日!!!
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