パープルは、枚数が少ないと思っていたら、あれれれ・・・、こんなに沢山作っていたのだわ。
趣味の延長のドレス作りなので、殆どデザインはお任せ頂いて、自由に「お姫様」の空想の世界を飛び回って作成していた頃の作品。
楽しかったなぁ・・・!
日暮里問屋街を駆け回ってご一緒に生地を探していたあの頃・・・!
基本、演奏曲や舞台の趣旨や、色被りを避ける為に、どうしても「曲に合うドレスの色」と「華やかさの度合い」と「バックの演奏者に合う色」と、ともすると「観客席の椅子の色」まで考慮に入れて生地選びをしたものです。
何より、私が「洋裁学校」に行ったことがない乍ら、小さなころより「ドレスを夢見て」デザイン画をノートの端に描きつけていた「夢見る夢子さん」だったのが、中年になってから、あるチャンスが訪れて花開いた世界だったことも有り、本当に夢のように楽しく、無我夢中の日々でした。
つまり、40代に入ってからの世界・・・!
独身時代は、別世界の「金融機関」にお勤めをしていた私。
でも、その通勤着も暇を見つけては自分で縫っていたのだから、本当に「好きこそものの・・・」でここまで来たことを思うと、不思議です。
こんな楽しい(苦しい・・・?)時間を過ごしてきた半生は、間もなく終わりを迎えそう。
おん歳 86歳・・・、6月末の声楽の方のドレス2枚がそろそろ完成する。
リサイタル後のお披露目までお楽しみにお待ちくださいませね。
あと、声楽のオーソリティのお方のリサイタルが11月に・・・。
ず~~っと担当させて頂いてきたご縁を大切に、心を込めてお作り出来たら嬉しいです。
次の「MEMEの刺繍ドレス」は、何色を取り上げようかしら・・・。
グリーンかな・・・?