大阪府枚方市にある 医)慈明会こうやま眼科 理事長のブログ

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大阪府枚方市にある医)慈明会こうやま眼科の公式ブログ。ホームページに書ききれない情報を展開します。

新年度にむけばたばたがとまりません。

大学や関連病院やさまざまの事象の大きな渦の中に取り込まれています。

更新が遅くなり申し訳ございません。

 

変わらずの職員不足は依然解決せず、当法人も友人知人の施設のように、アジアの方々の入職も念頭に入れながら動いています。

人件費の異常高騰も伴い、医療材料費の異常高騰、収益となる保険点数も下がる方向であり、

厚労省は「生かさず殺さず」と前提に圧力をかけてきています。

当法人のビジョンでもある最先端医療を身近に、は曲げるつもりもありません。

そのために厳しい環境ではありますが、当法人メンバーは精進努力を続けています。

しかしながら、合格点というレベルにはまだまだ時間がかかっています。

したがって、今月も土曜日は本院は休診、分院は3/8のみとなりました。

 

また3/28はfujiretina参加のため小生不在、午後休診となります。

 

長期にわたりご迷惑をおかけしていることを大変申し訳なく思っております。

何卒ご協力のほどよろしくお願いいたします。

昨年はうるう年でしたので、

2/2が節分、2/3が立春となりました。

 

追儺の鬼と申しますが、

鬼は追い払えたのでしょうか?

医療を取ります環境はますます悪化し厳しさを増すばかり。

 

人件費も無理な賃上げのため経営を圧迫し

慢性的人手不足のため、職員一人にかかる労働量悪化し

国の現在を見るように、一つの仕事に情熱をもって頑張る人材がますます減少し

漠然とした気持ちで働いている人々多くなり医療事故は多発し

国の失政ともいえるとんでもない物価高のため医療材料費は数倍に膨れ上がり、

保険収入はますます減らされ、

国公立病院のほとんどが赤字を垂れ流し

人心も経済も地獄のような状況で

医療福祉施設がつぶれないほうが不思議な状況現実。

 

鬼は追い払えたのでしょうか?

 

三島由紀夫が自決して55年

彼がなくなる4か月前に産経新聞に寄稿した文章が今も心にささっています。

「このまま行ったら日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、或る経済大国が極東の一角に残るのであろう」と警告していたのです。

今や経済大国でもなく経済的後進国になり下がり、人心は彼の予言通りの三流国と化しました。

 

超個人主義を引き起こしたスマートフォン世代と

自己主張することを自由と勘違いしているベビーブーマー/クレーマー世代のはざまで

この国はどこに行こうとしているのでしょうか

 

少なくとも私たちは利他の心を忘れず

自分より他人のために生きてきました。

医療とは本来そういうものです。

ですからどんなに厳しい環境になっても、

医療の発展のためにこの道を前のめりに歩いていかなければいけないのです。

 

鬼は自分の心にいるのかもしれません。

追い払うことができるのは自分自身なのでしょう。

 

****

 

インフルエンザはいったん峠を越えましたが、

1月上旬からスギ花粉がとぶといった地球異常気象です

極端に気温が高い日と極端に気温が低い日が交互の訪れます。

くれぐれも免疫力を上げて乗り切らないとと思います。

 

人手不足のため、2月もご迷惑をおかけしています。

本院は土曜日は休診

分院は2/8.2/22に外来診療しております。

講演会も多数はいっておりますが、日程的には小生はご迷惑おかけせずに大丈夫です。

 

4月からは日本初の新型手術機械も入ります。

先進的医療に今月も邁進いたします。

 

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ

 

年齢を重ねて、人を見送ることが増えてきました。

生きとし生けるものは、この世に生をえてきた以上

肉体の終わりは必ず来ます。

昨年天国に旅立たれた谷川俊太郎さんの生きるも最近思い返す日々です。

生きていることの感謝の気持ちをわすれないで。

みんな幸せでありますように。