忌中につき新年のご挨拶はひかえさせていただきます。
おかげさまで昨年も200件以上の手術を例年通り執刀させていただきました。
無事故にて対応できたことに感謝しております。
先輩にも言われていましたが、最後まで面倒を見る自信がないなら手術をしてはだめだという金言は今も心にあります。
白内障の手術は誰でもできる手術になり下がっており、
そのためか昨年は他院の後始末がとても目についた一年でした。
「いった病院で寿命が決まる」現実。
昔も書きましたが
手術ができるのと
ちゃんとした手術ができるのは別です。
最先端の手術機械を使用しているか、
手術前検査も最先端のテクノロジーを使えているか
どの科でも同じです。
結果は違いますよね。
日本はありがたいことに国民皆保険制度です。
同じ窓口負担ですが、執刀した医者で結果は異なります。
幸いにも10万人以上手術に携わってきた側からすると
3分で終わる手術を、20分もかけて行うことはどうなのかとさえ感じています。
(大学病院や総合病院は医師を教育しなければいけませんから、別ですが)
教授が開業する時代ですからいい時代ですが、かといって手術はだれでもという時代もどうなのかなと感じます。
米国のように外科のライセンスも必要なのかもしれません。
(脳外科竹田君のニュースではありませんが)
今年も襟を正して
必要な検査をしているか
過剰な医療をしていないかも含めて
標準治療ができているか、
目の前の患者が自分の家族ならどういう治療をするのかを常に考えながら
一生小僧の気持ちを忘れずに
今年も修行してまいります。
慢性的な人手不足のため
申し訳ありませんが本院の土曜日は再開できておりません。
分院は11日18日土曜日は通常通りです。
また本院火曜日午前2診医師退職のため火曜日は予約診療のみとなっております。
1/24、25は糖尿病学会のため本院分院とも休診
1/31午後、2/1は手術学会のため休診となります。
ご理解のほど何卒宜しくお願い致します。