大阪府枚方市にある 医)慈明会こうやま眼科 理事長のブログ

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大阪府枚方市にある医)慈明会こうやま眼科の公式ブログ。ホームページに書ききれない情報を展開します。

以前

五木寛之さんの本で

朝顔の花のことが書かれていました。

 

*****

 

私もいつの頃からか、
長いスパンで考えて思い煩うのはやめて、
きょう一日を丁寧に生きようと
考えるようになりました。

朝起きると、きょうも何とか
目を覚ますことができたと感謝して、
夜にはあぁきょうも一日終わったと
安堵して眠りに就く。

もちろん穏やかで
気持ちのよい日もあれば、
ため息ばかりの重苦しい日もあります。

しかし、どんな日も
かけがえのないきょう一日と受け止めて、
その日その日を味わい、
丁寧に生きることが大切だと感じています。

最近のニュースを見ていると、
世の中がどんどん悪くなっていくように
感じられてなりません。

ただ、人間というのは
希望がなくても生きられる。
真っ暗な中でも生きていくんです。

朝顔の花は、朝の光を受けて
咲くものだと思われていました。

けれども、ある植物学者が
朝顔のつぼみに二十四時間
光を当てても花は咲かなかったそうです。

朝顔の花が咲くには、
朝の光に当たる前に、
夜の冷気と闇に包まれる時間が不可欠なんです。

人間も同じで、明るい所で光を見ても、
その明るさは感じにくい。

闇の中で光を見るからこそ、
それを光明と感じて感動し、
生きる意欲も生まれてくるのです。

暗くて重い現実の中にも、
明るく瑞々しい、
小さくても微かな光は必ずあります。

そして、どちらを見つめるかで
生き方は大きく変わってくる。

世の中に様々な風が吹き荒れていますが、
何とかきょうまで生きてきたこと、
とりあえずいま生きていること。

そのことの価値を認めて、
一日一日を大切に
積み重ねていきたいものです。

 

*****

小生の好きな言葉に

no rain  no rainbow

(雨が降らなければ 虹はでないんだよ)

本当ですね

 

明るい日と書いて明日

 

みんな幸せでありますように

 

 


ダイヤモンドの加工工場を見学したことがあります。

その時にダイヤモンドの原石が磨かれて、
ダイヤモンドになっていく様子を
この目で見ることができたんです。

ダイヤモンドというのはご存じの通り、
世界で一番堅い石なんですよね。
その堅い石を何で磨いたら、
あの光るダイヤモンドになるのでしょうか?

たぶん布で磨いても、
布がボロボロになって終わるんですよ。

ダイヤモンドの原石を磨いて、
ダイヤモンドの輝きを持たせることができるのは、
実はダイヤモンドだけなんです。
ダイヤモンドの原石はダイヤモンドによって磨かれるんです。

 

人は人によってでしか磨かれません

 

みんな幸せでありますように

11月だというのに

未だ落葉樹の葉は紅葉せず

秋の花粉症も未だ終息せず

夏の感染症のマイコプラズマも終息せず

そして台風から変わった熱帯低気圧が襲来する

 

自然がこれだけおかしくなれば

人間もおかしくなり

遊ぶ金欲しさにアルバイトで強盗し人を殺す

当院も顧問の法律事務所相談のうえSNS上の根拠のない誹謗中傷、院内のカスハラ、セクハラには断固として対応することに

マイナンバーカードの施行、来年春に向けてレセプト対応機械の強制導入、

保険収入は国の施策で下がるばかり

医療材料費の高騰で当法人も昨年の130%増と支出は増え

最低賃金も根拠なくどんどん上がり

ジェネリックはオリジナルのコピーではなく、よく似た薬、似て非なるものだと国民には告げず

10月からオリジナル藥を希望すれば

患者さんの窓口負担バク上がり

国公立病院も地方公共団体の病院もすべて赤字

このままでは地方を含め国民がまっとうな医療を受けられない時がくるでしょう

まさに世も末

本当に世も末です

 

それでも今目の前の患者さんにとってベストと信じる医療を絶対に継続していく

一日また朝を迎えられたことに感謝に仕事ができる健康に感謝し、

一歩一歩目の前の事象に全力でぶつかって

一歩一歩歩みをすすめることしか自分にはありません

雨が降らなければ虹は見えない

そう信じて前を絶対向いて手術医としての修羅の道を

今年もあと少し歩き続けます

 

昭和の時代と違い

仕事のあることのありがたさ、お金をいただくことのありがたさを感じる若い世代が

残念ながら少ないように思います

なんとなく生きてなんとなく生活できる

戦争のない平和な時代です

労働する、給料をいただく

覚悟をもって仕事に打ち込む人が減ったようにも感じています

正社員と非正規の境目のあいまいさ 非正規の方の労働条件が良くなることは素晴らしいですが

正社員がダブルワークもあたりまえ、どこに腰を据えて仕事をしているのかわからない時代

仕事の真剣さが残念ながら見えない若者がふえました。

医療の現場の悲しさです。

働き方改革で5時なったら患者さんおいて帰ってしまう若い世代

昭和は遠くなりにけりです

私たち外科医は職人の世界です。

若いときに人よりどれだけ努力したかで、10年後20年後が決まってきます。

それを放棄すれば小生のように年齢を重ねたときに想うところが出てくるでしょう。

(残念ながらそれさえも気づかない医療人もとても多いんですが

実力がないのにプライドだけしかない、世間を騒がす脳外科竹田くんみたいに)

 

それでも小生の後輩たちの中には医療に実直でまじめな若者もいます

とても大切に思っています

必ず外科医として一人前になれるようにサポートしています。

そんな若者がゼロではないことが

未来へ光明、虹のように想っています。

 

少しづつ成長する法人メンバーはうれしく思いますが、

残念ながら小生の教育不足のため

今月も本院は土曜日は休診となってしまいました。

申し訳ございません。

 

秋の学会シーズンのため休診があります。

11/15、16は臨床眼科学会参加のためお休みです。

最前線の医療を持ち帰り現場には必ずフィードバックいたします。

何卒よろしくお願いいたします。