2023.08.22 知床峠リベンジ② | バカ社会人の旅行記

バカ社会人の旅行記

日記のようなもの。
だいたいてきとう、たまに旅行記、ごく稀になにかの検証。

道の駅「かみゆうべつ温泉チューリップの湯」で車中泊をした。

 



少しうとうとするだけで全く寝れず、2時間ほどで道の駅をあとにした。

 

時刻は4時40分ごろ。とても眠いのでB'zでどうにか目を覚ます。

 

東の空から太陽が昇り始め、雲間がオレンジ色になってきた。

サロマ湖畔の何箇所かで写真を撮る。

 







行けども行けどもサロマ湖が横にある。

日本で3番目に大きな湖の名は伊達じゃない。

 

徐々に晴れ間が見えてきた。

太陽の隙間から海に降り注ぐ光が美しかった。

 




能取湖の西側で18万5000kmを達成した。

先月、今月と失火で悩まされていたので、なんとかここまでたどり着いた。

 



 

 

道の駅「流氷街道網走」でトイレ休憩をする。

道外ナンバーが何台も停まっていた。

6時を回ったばかり。まだ目覚めていない車も多い。

 

 

5分もせずに再スタート。

海岸線に沿って進む。

 

北浜駅に着く。

この駅はオホーツク海に面した風光明媚な駅であるが、かつてこの地は「狙った恋の落とし方」という中国映画のロケ地となったことがある。

 





この映画が中国で大ブレーク。折しも中国における海外旅行の解禁と重なり、北海道ブームの火付け役となった。

 

最近コロナ明けで再び中国からの旅行者が解禁となった。

まためちゃめちゃ日本に金を落として行ってほしいものだ。

 

さて、北浜駅の直ぐ側にあるセコマで朝食を買い、知床峠方面へ進んでいく。

全く寝れなかった代償が少しずつやってきて、斜里町に入った頃にはすごい徒労感と睡魔が襲ってきた。

これはだめだと道の駅「しゃり」で休憩。

 

しかし……あれだけ眠いと思っていたのに、あまりの暑さに寝ることが出来ない。

この旅ではポータブル扇風機を持ってきており、ドア上の持ち手に挟んで使うのだが、なまぬる~い風しか送らさってこない……

 

汗がダラダラと流れ出るだけで、1時間なんにも出来ずに過ごしてしまった。

失意のなか出発。すぐそばのホクレンで給油し、「天に続く道」へ。

 

これまで網走から走ってきた国道334号線は、この斜里町で一直線に伸びている。

そしてこの斜里町で谷状になっていることで、端から見ると水平線の彼方へ伸びているように見えるわけだ。

 



晴れていればなおよかったが、曇のこの日でもその様子はよくわかった。

 

砂利道をすこし走って国道へ戻る。

 

この先は道内有数の「シーニックロード」である。

「秀逸な道」の看板を過ぎて、右カーブを抜けると右手に雄大なオホーツク海が直ぐ側まで広がる。

 

オシンコシンの滝を過ぎて、初めて訪れる斜里町ウトロへ。

知床峠に挑む。

麓は晴れており、峠からの眺望に期待が持てる。

 

カーブはそれほどきつくないものの、勾配が結構きつい。

エンジンは苦しそうに唸りを上げているが、まったくスピードは上がらない。

 

八合目からは羅臼岳がはっきり見えた。



しかし、不思議なことにそれ以上登るとみるみるうちに雲の中……

 

峠の駐車場に着いた頃には360度、見渡す限り雲に覆われていた。

 





2021年6月以来、2年と2ヶ月ぶりの再訪は、またしても雲に覆われた最悪の結果に終わった。