子どものころ、シュウマイに付いているカラシの小袋を開けようとして、素直に切り口から裂けばいいものを、なぜか両手にはさんでパチン! と叩いたんですよね。
袋は裂けて開きましたが‥。
圧力で中のカラシが飛び出して目の中に!
「ギャー!!」
母親に洗面所に連れて行かれて、目を洗ったところ、目から黄色い水が出るわ、出るわ。
翌日。
さぞかし驚き、ウケてもらえるだろうと思って、学校でこの話を友だちに話したら‥‥。
シーン。
「で?」
と言われてショックでした。
さらにショックだったのは、その後に発言した友だちA子ちゃんの話。
「あたしなんかねえ、お母さんのいない留守にねえ‥‥」
どんなオチがくるかと思えば、
「こっそりお砂糖なめちゃった!」
ですと‥‥。
しかし、このどうでもいい話がバカウケ!
子ども心に複雑でした。
私の話のほうがエキサイティングだし、おバカだし、絶対オモシロイはずなのにィ〜。
でも、人の心ってそんなもんですよね。人生ってそんなもんですよね。
小学一年生で、なんとなぁく悟ってしまった出来事でした。





