本番で両足がつってしまい、満足な演奏ができなかったこと。

足の形成外科手術を受けたことを言い訳にしてましたが、他にも原因がありそうです。少し深掘りして、次に備えようと思います。

本番で普段と違うことをしないように、

普段から できるだけ本番に近い状態で練習すること

王道ですよね。でも先日は違いました。

部屋が違うことや椅子の違いはもちろんのこと

 

(その前にゲネプロで発覚した「2曲あると思ってたら

 実は続けて1曲だということを指揮者だけが知っていた件もあった)

 

譜面台の高さって重要

座奏の姿勢が変わる。

我が師匠に指導してもらったのは、

譜面の下が75cm & A4譜面なら上が1mくらいの高さです。

それがオケやアンサンブルで多い高さで、演奏もしやすいそうです。

 

先日の本番前に会場設営していて

「譜面台の高さは合わせましょう!」ということで、

師匠ご指導の高さを測ってセッティングしていたら

チェロのメンバーが「高すぎ。それでは顔が見えない」と

 65cmくらいに下げられ、

「譜面台の高さが揃ってないと演奏も綺麗に聞こえないというか」

ヴァイオリンもヴィオラも全部そのチェロの高さになりました。

 

椅子も低いし譜面も低い 普段と違う状況に!

結果、私だけ本番で痛みに堪えながら演奏し続ける。

譜面台が低いと

(ただでさえ猫背な私だけでなく、みんなそうだよね?)

猫背になり、いい音が出ないだけでなく体の負担も大きくなるよね?

 

(こういう時はネット検索)

大勢の奏者の譜面台の高さを合わせることに 賛否両論

私の結論は、Vcは別途決めてもらいVnとVaは譜面の下が75cm & A4譜面なら上が1mくらいとして合奏練習から変えない。

お教室の先生方など、指導では「各々の体格に合わせて正しい姿勢になるような譜面台の高さに調整すべき」が大多数。つまり、譜面台の高さは各々まちまちで当たり前、むしろ違う方が自然ということ。

 

譜面台高さ統一派の論拠は;;

「譜面台の高さが揃っていた方が舞台上がキレイに見えるので揃える」

<<ただし『身長によって丁度いい高さは違うので、全員が問題なく楽譜が見れる高さに揃える』

 

譜面台を低くする派の論拠は;;

「譜面台を高くすると演奏者の顔や姿が見えなくなったり、音が遮られる」

ブログひとりで練習する時は譜面台を高くしましょう より以下引用

  https://kotaka-cello.com/archives/813

チェロの演奏会ではたいていの場合、譜面台を低くします。

 ヴァイオリンやヴィオラと違ってチェロはまっすぐ客席に向かって座りますので、譜面台が高いとせっかく楽器から出てきた音が譜面台にぶつかってしまうようになりますし、お客様から奏者の表情も見えません。

 

「チェロの演奏会や合奏では譜面台が高いとそれが邪魔になってお互いが見えにくくなるので、譜面台は高くしない」

 

なるほど、だからチェロ奏者の譜面台高さの基準は低いんだ!

 

前出の「高すぎ。それでは顔が見えない」って誰の顔が見えないのか?

どこから見て顔が見えないのか?っと。舞台上の奏者の顔が客席最前列から見えない?

それよりも、正しい姿勢でいい演奏しようよ!

(実は先日の本番は舞台がない平部屋だった)

 

以上、つまりは

「オーケストラでは演奏中、奏者同士が常にお互いの様子を目で見ています。目と目で直接合図を出しあったり、各セクションのトップやコンサートマスターの表情や動きを自分の譜面を見ながらでも常に目の端っこで見ています。室内楽と呼ばれる、少人数でのアンサンブルでも同じ」

というだけで、譜面台の高さが不揃いだから下手な演奏が余計下手に聞こえるって説が

譜面台の高さを揃えて背の高い人がかがみ、辛そうに演奏しているという事態を起こしてる。

 

だったら、座高の高い背の高い人は、基準の譜面台高でも演奏できるように特別に練習する必要があるってこと?

なんか、難しいですね。

 

『吹奏楽部出身の人に「休符での待機姿勢がとか譜面台の高さをそろえるべき」とか言われた』

コンクールやコンテストなどで如何に高評価を得るかという試合感覚で音楽やってんだな

揃えることに消極的なブログ↓

譜面台の高さを揃えることにどんな音楽的意図があるのか

https://gonzayuichi.com/fumendai

何を優先するかですよね。

 

でも、身体的な限界を克服しながら演奏する状況も多々ある中、見た目の統一性とか一体感とか 多様性を受け入れる社会 の流れに反してない?っと私の中の言い訳が批判になっちゃいました。しょうがい を負うということがどういうことか 障害を感じさせないって何? 老いるとは障害?

 

ここまでお読みくださりありがとうございました。

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