1980年代になると、
東京に出てきてバイトもして、
だいぶ自由に映画を楽しむことが
できるようになりました。
映画館行きまくり〜。
ターミネーター、エイリアン2などなど、
娯楽大作が目白押し、
バブルへGO!あ~懐かしい。
黄昏 ■THE GOLDEN POND
老夫婦が毎年夏を過ごすゴールデン・ポンド、
その瑞々しい自然を丁寧に描き出す冒頭。
しっかり者で優しい妻エリスに支えられて、
残り少ない人生を心に刻みながら暮らすノーマン。
娘の連れてきた少年ビリーとの
ひと夏の触れ合いはノーマンとビリーにとって
かけがえのないものとなる。
徐々に心を通わせる二人の姿、
それをみつめる愛に溢れたエリスのまなざし、
日々の何気ないきらめきが静かに胸を温かくする。
父の前では未だに大人になれない娘チェルシー、
その二人の確執に焦点を合わせるのではなく、
ビリーとの関係でノーマンの本来の心を描く、
遠回りだが押し付けのなさが素晴らしい。
実際にこの作品で和解したといわれる、
ジェーンとヘンリー親子はそっくりで、
本物感がすごい。
キャサリン・ヘップバーンの存在感は
ここでも特別。
パリ・テキサス■PARIS,TEXAS
1984年ドイツ・フランス
ヴィム・ヴェンダース監督
からからに乾いた背景に、
時折流れるライ・クーダーのスライドギター。
私にとっての、ロードムービーNO.1。
ロビー・ミューラーの撮る映像は
印象的で、物悲しくて、錆びれていて、
それなのに子供と空だけは美しくて眩しい。
トランシーバー、8mビデオ、並んだ靴、
レンタカー、ハンター君の黄色いTシャツ、
マジックミラーの部屋、
すべてのディテールが胸に焼き付いている。
「パリ」に向かって、
まっすぐな一本道を歩きつづけることしか
できなくなっていたトラヴィス。
ウォルト夫妻の切なさ、
N・キンスキーの悲しいまでの美しさと、
ジョン・ルーリーの存在感。
高速の下に車を止めると、
いつもハンター君を思い出す。
アメリカ万才 ■protocol
1984年アメリカ ハーバート・ロス監督
ゴールディ・ホーン演じる、
しがない場末のクラブのウェイレスが
中東某国の王子を暗殺から偶然救った事から、
国務省特別外交官(PROTOCOL)に任命され、
ドタバタの騒動の末、 上院議員に。
ゴールディお得意のスラップスティック・コメディ。
アメリカン・ドリ-ムを皮肉りながらも、
アメリカ愛に満ちている。
人を疑うことを知らないピュアな役が、
彼女の真骨頂 、
ゴールディ作品の中でも大好きな1本。
グレムリン ■Gremlins
クリスマスにやってきた
かわいくて不思議な動物、ギズモ。
彼を飼うには3つの掟がある、
「水に濡らさない」「太陽の光をあてない」
「真夜中過ぎに食べ物を与えない」
この掟を破ってしまったとき
ビリーの前に現れたのは、
恐ろしくて賢くて非情な
クリーチャー、グレムリン。
B級感あふれる演出と、CGを使わない特撮は、
この時代のSF・ファンタジー作品の共通項。
キュートなギズモが大好き!
ブラックなのに楽しい、
グレムリンの生態は秀逸。
コリー・フェルドマンの
マッシュルームカットがかわいい。
‘グレムリン2:新種誕生’も好き。
ロマンシング・ストーン 秘宝の谷
■Romancing the stone
最盛期のキャスリーン・ターナーって何て素敵。
スレンダーなボディに大人の女の凛とした美貌。
そんな彼女の魅力が満載の、正統派冒険映画。
危険に果敢に立ち向かいながらも、
どんどん美しくなっていくヒロイン・ジョーンと、
若くてワイルドなマイケル・ダグラス演じる
ジャックのロマンス楽しい。
とにかく何も考えずにハラハラドキドキの
冒険に身を任せてみる。
ダニー・デビートとの息の合ったトリオは、
続編‘ナイルの宝石’でも健在。
バック・トゥ・ザ・フューチャー
■Back to the future
魅力的な登場人物と、
息をもつかせぬストーリー。
様々にリンクするプロットの妙に
感心するばかり。
’50年代の町並みやファッションも彩り豊か。
幸せな気持ちでいっぱい。
これ以上のタイムトラベル作品には
まだ出会っていないかも。
時代を代表する傑作、
3部作とも愛してます。
刑事ジョン・ブック目撃者
■The witness
ハリソン・フォード全盛期、
殺人事件を目撃した、
アーミッシュの子供を守るために、
ハリソン・フォード扮する刑事が
捨て身でコミューンに潜入する。
サスペンスとしても十分面白いのだが、
警護する子供の母親との間に生まれた
切ない恋の行方や、
アーミッシュの村の昔ながらの生活、
置かれている立場などがうかがえ、
そちらも深く心に残る。
本来なら殺伐とした演出がされる
テーマなのに、
どこか牧歌的で美しい佇まいなのは、
この監督ならでは。
V・モーテンセンの若き日の姿も
みることが出来る。
当時子役だったルーカス・ハース少年の
無垢なまなざしが美しい。






