どーも!Jill Craftです
あれ?前こんな書き出しでしたっけ?
なんだかんだでJill Craftも今年10周年なんです。まぁよく10年もやってこれたなと自分で自分を褒めてあげてます。
やり始めた時は主にオーダーでの製作が中心でしたが最近はOEMのお仕事もそこそこあり公開できるのから一切他言無用のお仕事まで。
堂々と公開できるのが
万年筆メーカーの「helico」さんとのコラボ商品
マイネのスカイブルーのペンシース。
helicoさんのと付き合いはとても長くずっとコンスタントに発注してくれるのでとてもありがたいです。
こちらは新年のご挨拶のつもりで「ネタ」で製作したゴールドの革で作ったペンシース。
あくまでネタでTwitterとかで消化してくれたらそれでヨシと思ってたのですがとても反響がよくレギュラー商品として定着しつつあります。
追加で発注頂きました。
そしてもうすぐ新発売の
3本入りペンケース
こちらは量産タイプにしてお値段も抑えた価格をまず設定し、そこから構造などを考えました。
もちろん製作の効率化の為に
カワサキさんとこで抜き型を発注し
さんた屋さんでファスナー貼りの治具と菊寄せの道具も用意しました。
抜き型3個と
ファスナー貼り治具
きくよせくん
何度か試作を繰り返してやっとこさ商品化となりました。(後ろに写ってるのはボツのサンプル)
OEMの商品と一点モノのオーダー品って
「コロッケ」と似てるんですよね
コロッケって家で作ったことあります?あれめちゃくちゃ手間かかるでしょ?今風に言う「コスパ」と「ダイパ」が最悪です。ジャガイモを茹でて潰して挽肉とかを炒めて混ぜて…さらに一晩冷して整形して衣付けて揚げて…そしてなぜか爆発して失敗する。
そんなめちゃくちゃ手間のかかるコロッケがスーパーでは1個50円で売ってます。そして美味しい。
なぜか
大量に作るからです
専用の器具がたくさんあるからです
たまーに100均で買った小銭入れを持ってきて
「これと同じのを革で作って欲しい」
というご依頼あります。
まぁ、基本的にパクリはしないのですがそういうお客様には「2万円です」とお見積りします。
この2万円はマジの見積りです。100均の小銭入れをバラして採寸して厚みなどを考慮した上で"一つだけ"製作したらまぁこんな値段になります。(丸一日掛かればまだ安いくらい)
その2万円の見積りに「え?なんで?100均で売ってるのと同じのやで?」と言われます。
そこでボクは
「100個発注してください、そうしたらもっと安くなりますよー」
と答えます。
ま、そんなやりとりが年に2〜3回ありますね。
OEMの納品単価がオーダー品より価格を抑えて納品できるのは10個単位でまとめて発注頂けるからです。
修理の仕事はやってないんですが
ギター仲間のお財布があまりにも…糸が切れてボロボロだったので
エフェクターと交換で直してあげました。
某◯ッドムーンさんミシン仕立てのロングウォレットでした
で、ミシン縫いの穴を手縫いで縫い直します。ただし手縫いと逆なので「左手」で縫いました。
糸の白いとこが縫い直した場所です
これであと5年は使えるかな?
次はうちでオーダーして下さいねとお願いしときました。
ところで斉藤さん
ボクはこの前生まれて初めてこの「齋」を書きました。