いろいろな意味で混乱し続けたオリンピックが、ついに開幕。


わたしはプライベートで所用ありでニュースでしか見ていないけど、開会式に集まった群集心理を冷静に解釈しようとしております。


コロナさえなければとも思うし、元々オリンピックの商業主義には賛成しかねるけど、アスリートにとってはオリンピックは大いなる目標なんですよね。


身体能力を考えればスポーツの現役時代は短い。しかも皆さん限界まで突き進むわけで、常に勝敗や記録がプレッシャーとして存在する過酷さ。


最近、大坂なおみさんのNetflixのドキュメンタリーを観たけど、20代前半で登りつめたキャリアの大きさはご本人の許容を超えてるのね。


世界中のトーナメントで旅から旅への生活。

テニスは好きだけど、それがビジネスになることや、まだ、たったの23歳。シャイな性格ということもあってほんとうにあのうわ目越しの戸惑いを伴う瞳がキュンとする可愛い女の子。

娘の年とかわらないから母親目線でみてしまう。


音楽は目に見えて勝敗がつく世界ではないから、全く違うけど、昔はそんな比較も考えたなぁ。

勝負が確実につく世界の方がわかりやすいとか、若いときの悩みにはあったような気がする。音楽は勝敗じゃないのにね。


今やわたしは未知へのアプローチで、とにかく持続という行いが何より大切になってきているので、遥か昔、わたしが数十年先にこんな気持ちになってる自分を想像出来たかといえば、出来なかったでしょう。もう無の境地。うーん、正確にいえばまだまだ無には遠い煩悩だらけだけど。まぁ、若い頃よりは少しは落ち着いております。


アスリートはある一時期、最前線に立ち戦い抜く。現役バリバリの選手には、その後に続く世界なんて今は考えられないでしょう。


今!今しかない!って立ち向かうんだろうな。


それぞれ、その先に進んで振り返れば、全てがその人の人生のWonderful Memoriesなんだろうね。



アスリートとして、瞬間に力を出し切って燃え尽きても、まだまだ道は続く。


人生のね。