さぁ、RELOADレコーディングのブログですよ。
今回は諸事情あり、PtoPの観覧は出来ませんでしたが、その分、このブログでお伝え致しますし、PtoP内では近々に山田監督のドキュメント映像ダイジェストでお見せする予定でございますので、どうぞ....どうぞ....お許し下さいませ...
1992年10月本田くんが脱退した翌年の1993年にPERSONZは東芝EMI TM FACTORYに移籍し、ギタリスト不在のまま1993年の前半は7枚目のアルバム「THE SHOW MUST GO ON」のレコーディングをしました。
昨夜もスタジオから帰ってから当時のレコーディングを渡邉くんと思い出してたんだけど、全然覚えてない。記憶抹消なのか(笑) 当時溜池にあったEMI本社の最上階の、どでかぁーいスタジオでリズムトラッキングをしたらしいが、う〜〜〜〜ん、まったく思い出せない。ツアーのリハは鮮やかに覚えてるんだけどね。まぁ、それほどまったく気持的には余裕のないレコーディングだったんでしょう。それまでのバンドのレコーディングのやり方とは全然違ったので。
そして....24年後の2017年2月1日、2日。
「THE SHOW MUST GO ON」RELOADアルバムのリズムトラッキングスタート。
いやいや、短い期間だけど、楽しかったぁ。
レコーディングは2015年の「夢の凱旋」の新潟レコーディング以来だけど、なんか今回は、また一段とフレッシュ!
24年も経てば、テクノロジーが進んで、それこそ、昔のレコーディングとはシステム的にもいろいろ違いますが、まずはサウンドの柱となるドラムをスタジオでトラッキングするという形はかわらないものです。でもトラッキングの時間は昔とは比べものにならないくらい短縮してるけど。
音決めをして、1日目はサクサクッと
MY DESIRE、SLEEPING BEAUTY、NEW SENSATION、夜ごはんあとに、TWO HEARTS をトラッキング。
リズムトラッキングは、私は仮歌を歌い、メンバー3人はリズムトラッキング。ここはスタジオリハと同じく、せーのでトラッキングする光景です。
そして明けて2日目は、FUTURE STAR、MIRACLE、いつの日かきっと、夜ごはんあとに、LOST ON SUNSET、THE SHOW MUST GO ON、WHAT IS LOVE、恋せよ乙女。
スタジオでの出前も久々。
まぁ、同じ釜の飯的な。出前先を真剣に時間をかけて選ぶ両氏。
リズムトラッキング、もうひとりの主役。
ベースも一緒にトラッキングですもん。お腹が減りますわね。
今回もエンジニアは巨匠、牧野英司ことマッキーと共に。デビュー時からずっとCO-PRODUCEも担っていたマッキーとの作業はまさに第5のメンバー的なレコーディングには欠かせない関係性があり、メンバー全員、最上級の信頼感のもとリラックスしてレコーディングが進みました。
今回スタジオでリズムトラッキングを見ていて、やっぱりPERSONZのレコーディングってコレ。コレなんだなぁと実感。
PERSONZは、皆、昔から、それぞれがちゃんと自分のプレイをセルフプロデュースしながら楽曲を制作進行します。その結果、バンド的にもちゃんと一つの塊として絶妙なプロデュースパワーとなってアルバムが仕上がる。均等にクリエイティヴな作業を重ねていく行程は他のバンドにはなかなか見られないと思います。
デビュー当時からバンドに外部のプロデューサーが一度もいなかったのもPERSONZの特色、個性でした。
1980年代、90年代のバンドはプロデューサーを迎えて形良く綺麗に仕上げられる音が多かったから....PERSONZは皆自らあれこれ模索しながらアルバム制作を重ねてきた歴史があるのですよ。インディーズ、デビュー当時から自立してたなぁ......。ですから第5のレコーディングメンバー、エンジニアのマッキーとの関係もとっても深い。
そして、そのレコーディングの歴史はより深みを増して2017年に反映しています。
リズムトラッキングが終わり、これから先は、それこそ昔とは違い、現代におけるダビング作業に入ります。大まかに言えば本田くんがギターを重ね、そして私の歌入れがあり、その後にTD作業があります。それは個々の作業として重ねていくので、それも楽しみ。私が歌う段階ではリズムトラッキング時とはまた全然違う装いになって戻って来るので、どんな歌が歌えるかなぁと、私は私で歌のプランや練習を重ねます。
もちろん藤田くんもOVERTUREの作業や、渡邉くんもベースやシーケンスの仕上げなど、まだまだ作業はたくさんあります。みんなでそれぞれ土台の出来た「THE SHOW MUST GO ON」を装飾していく感じかな。色鮮やかに。
あ!、デビュー当時にはいなかった第6のレコーディングメンバーもいます。
マニュピレート、シーケンスなどを担う大井雅之ことまちゃの存在。彼はツアーの時にも機材面をすべて担い、BENちゃんのドラムはすべて彼のケアのもと。PERSONZのスーパーマンであります。
と言うわけで、レコーディングは2月いっぱい継続して作業を邁進します。
1stのライブレコーディングの「PERSONZ」とはまた違うスタジオレコーディング。皆さんお楽しみにして下さい。
6月の中野サンプラザもあるし、近しいところでは3月11日の私の初ソロプロジェクト「singin'」もあり、待望のPERSONZのツアーも4月5月に予定していて、来週には発表とPtoP先行販売もあります。
InstagramではしばらくリズムトラッキングのPERSONZの動画や画像をUPするので、どんな音になるかワクワクしながら待っていてくださいね!
P.S....
最後に。
今回は諸事情あり、PtoPの観覧は出来ませんでしたが、その分、このブログでお伝え致しますし、PtoP内では近々に山田監督のドキュメント映像ダイジェストでお見せする予定でございますので、どうぞ....どうぞ....お許し下さいませ...
1992年10月本田くんが脱退した翌年の1993年にPERSONZは東芝EMI TM FACTORYに移籍し、ギタリスト不在のまま1993年の前半は7枚目のアルバム「THE SHOW MUST GO ON」のレコーディングをしました。
昨夜もスタジオから帰ってから当時のレコーディングを渡邉くんと思い出してたんだけど、全然覚えてない。記憶抹消なのか(笑) 当時溜池にあったEMI本社の最上階の、どでかぁーいスタジオでリズムトラッキングをしたらしいが、う〜〜〜〜ん、まったく思い出せない。ツアーのリハは鮮やかに覚えてるんだけどね。まぁ、それほどまったく気持的には余裕のないレコーディングだったんでしょう。それまでのバンドのレコーディングのやり方とは全然違ったので。
そして....24年後の2017年2月1日、2日。
「THE SHOW MUST GO ON」RELOADアルバムのリズムトラッキングスタート。
いやいや、短い期間だけど、楽しかったぁ。
レコーディングは2015年の「夢の凱旋」の新潟レコーディング以来だけど、なんか今回は、また一段とフレッシュ!
24年も経てば、テクノロジーが進んで、それこそ、昔のレコーディングとはシステム的にもいろいろ違いますが、まずはサウンドの柱となるドラムをスタジオでトラッキングするという形はかわらないものです。でもトラッキングの時間は昔とは比べものにならないくらい短縮してるけど。
音決めをして、1日目はサクサクッと
MY DESIRE、SLEEPING BEAUTY、NEW SENSATION、夜ごはんあとに、TWO HEARTS をトラッキング。
リズムトラッキングは、私は仮歌を歌い、メンバー3人はリズムトラッキング。ここはスタジオリハと同じく、せーのでトラッキングする光景です。
そして明けて2日目は、FUTURE STAR、MIRACLE、いつの日かきっと、夜ごはんあとに、LOST ON SUNSET、THE SHOW MUST GO ON、WHAT IS LOVE、恋せよ乙女。
スタジオでの出前も久々。
まぁ、同じ釜の飯的な。出前先を真剣に時間をかけて選ぶ両氏。
リズムトラッキング、もうひとりの主役。
ベースも一緒にトラッキングですもん。お腹が減りますわね。
今回もエンジニアは巨匠、牧野英司ことマッキーと共に。デビュー時からずっとCO-PRODUCEも担っていたマッキーとの作業はまさに第5のメンバー的なレコーディングには欠かせない関係性があり、メンバー全員、最上級の信頼感のもとリラックスしてレコーディングが進みました。
今回スタジオでリズムトラッキングを見ていて、やっぱりPERSONZのレコーディングってコレ。コレなんだなぁと実感。
PERSONZは、皆、昔から、それぞれがちゃんと自分のプレイをセルフプロデュースしながら楽曲を制作進行します。その結果、バンド的にもちゃんと一つの塊として絶妙なプロデュースパワーとなってアルバムが仕上がる。均等にクリエイティヴな作業を重ねていく行程は他のバンドにはなかなか見られないと思います。
デビュー当時からバンドに外部のプロデューサーが一度もいなかったのもPERSONZの特色、個性でした。
1980年代、90年代のバンドはプロデューサーを迎えて形良く綺麗に仕上げられる音が多かったから....PERSONZは皆自らあれこれ模索しながらアルバム制作を重ねてきた歴史があるのですよ。インディーズ、デビュー当時から自立してたなぁ......。ですから第5のレコーディングメンバー、エンジニアのマッキーとの関係もとっても深い。
そして、そのレコーディングの歴史はより深みを増して2017年に反映しています。
リズムトラッキングが終わり、これから先は、それこそ昔とは違い、現代におけるダビング作業に入ります。大まかに言えば本田くんがギターを重ね、そして私の歌入れがあり、その後にTD作業があります。それは個々の作業として重ねていくので、それも楽しみ。私が歌う段階ではリズムトラッキング時とはまた全然違う装いになって戻って来るので、どんな歌が歌えるかなぁと、私は私で歌のプランや練習を重ねます。
もちろん藤田くんもOVERTUREの作業や、渡邉くんもベースやシーケンスの仕上げなど、まだまだ作業はたくさんあります。みんなでそれぞれ土台の出来た「THE SHOW MUST GO ON」を装飾していく感じかな。色鮮やかに。
あ!、デビュー当時にはいなかった第6のレコーディングメンバーもいます。
マニュピレート、シーケンスなどを担う大井雅之ことまちゃの存在。彼はツアーの時にも機材面をすべて担い、BENちゃんのドラムはすべて彼のケアのもと。PERSONZのスーパーマンであります。
と言うわけで、レコーディングは2月いっぱい継続して作業を邁進します。
1stのライブレコーディングの「PERSONZ」とはまた違うスタジオレコーディング。皆さんお楽しみにして下さい。
6月の中野サンプラザもあるし、近しいところでは3月11日の私の初ソロプロジェクト「singin'」もあり、待望のPERSONZのツアーも4月5月に予定していて、来週には発表とPtoP先行販売もあります。
InstagramではしばらくリズムトラッキングのPERSONZの動画や画像をUPするので、どんな音になるかワクワクしながら待っていてくださいね!
P.S....
最後に。
1993年の「THE SHOW MUST GO ON」のFUTURE STARとNEW SENSATIONとTHE SHOW MUST GO ONは布袋くんにギターを弾いて頂いたのです。あのアルバムはそこで救われたと今でも心から感謝しております。