音楽は人の様々な感情の機微を表現することができる。そして、そこに視覚的な映像が加わると、人の心に途方もない説得力を生み出し、畏敬の念を与えることが出来る。

映像の世紀のコンサート。
素晴らしい。

歴史を、教科書では学べない生身の感情の積み重ねとして捉えることが出来る。

音や映像から感じる歴史は、年号や史実の反復ではなく、人間の危うさ、不確実さを確信するものとなる。


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二度と愚かな歴史を繰り返さない。



幼い頃から、子どもたちが習う歴史の授業が、こんな音楽と映像プラスのカリキュラムだったとしたら....
 
生徒は学べば学ぶほど、人間の不確実さと誤ちに冷静に気づき、真摯な涙を流すだろう。

そして、歴史を深く検証し、悔いる尊さと、その先に起こり得る過ちを回避する能力を学べると思えるが....



音楽は素晴らしい。

そして、命をかけて映像を取り続けてきたカメラマンの揺るぎない視点に黙想。

伝えること。
後世に残すべきことは、今も確かにあるのだ。


P.S...

エンディングの「パリは燃えているか」では涙が止まらなかった。生で体現したかった。