昨夜は「BLOCK PARTY」を観ました。
とても面白かったし、感動する場面もたくさんあった!
なにしろコメディアン、デイヴ・シャペルを知ってる人がいるか否か...

私も「アンダーカバ-・ブラザー」「200本のたばこ」に出演ということで
観たことあるんだけど、思い出そうとしてもよくわからないのです。

ただ、最近観た16ブロックに出てた?とか思ってたら、違う人で....
でも、間違えたモス・デフは、この映画にも出ていたのです。

その辺、私も勉強不足でスミマセン。

でも、この映画を観たら、シャペルがコメディアンとして才能があることや、
人脈に恵まれ、音楽が好きなんだなぁということは理解できました。
なにしろ、ドキュメンタリー。

NYのブルックリンで2004年に行ったフリーコンサート。
ほとんどがラップ系のミュージシャンンのコンサートだけど、
なんか、ダルな感じではなく覇気があってスゴクよかった!

生バンドということもあってファンキーだったし、
なんだか、今までのヒップホップへの観念が吹き飛びました。
シャペルが故郷のオハイオからいろいろな人を招待したり、
マーチングバンドを連れて来たり、なかなか破天荒なんですが、
映画自体の予算は低予算らしくてなかなかシビア状態。

でも、呼ばれた方は「NY!に行ける!」とはしゃぐはしゃぐ。
特にマーチングバンドの子たち。
でも最後に彼らを前にオルガンで「プレジデント」という曲を歌うワイクレフという人の曲は
よかったなぁ。
まぁ、これを観ると、好きな人は好き、でも知らない人は知らないという枠を越えたところで、
ポンと観れればいいのにと思ってしまいます。

枠があるといろいろ厄介。
この「プレジデント」がウソ臭いという意見もあるらしいんで、驚き。
そんな見方をする人もいるんだなぁーと私は観てて印象が深かったので
まったく違う風に思うけどね。

最後のゲスト、ローリン・ヒルも、すごいんだけど、やっぱり所在ない感じで、
相変わらず居場所との闘いみたいな感じがして...
でも、そうゆう痛みのある彼女だから「歌」が伝わってくるんだけど...
この日彼女が唄った「killing me softly」は彼女の今を感じさせるし、
対訳を見ながら、おぉーこの歌はこんないい歌詞だったんだーと感動。

ロバータ・フラックが唄ってるということは知ってても歌詞の意味まで知らなかった。
(ネスカフェのイメージしかなかった...トホホ)
だけど、最近、今更ながらに、おぉーと思う歌詞の曲って多いんですよね。
(またその話は長くなるので後日....)

しかし、ブラックミュージックを好きな人は、好きという在り方も、
それはそれでそれぞれだろうけど、私はまったく知らない世界を体現出来て興味深かった。
なにより「音」がよかったー!ので大満足。

生に限りなく近い感じで伝わってくる感じで思わずグルーヴにノっちゃいました。
あれこれ言う前にノレるってやっぱり大切。
先日もマドンナのことを書いたら、
JILLさんはシンディー・ローパー派だと思っていました...
でも、マドンナのことを書いてくれて嬉しかったってメールを頂きましたが、
うんうん、好きだよ。

基本的に伝えようとする信念のある音楽はすべて好きです。
派閥はないのよ。おバカな政治の世界じゃないんだから、音なんてポンと枠を越えちゃうの。
良い音楽はね。だけど、私が一番嫌いなのは、伝えたい言葉がない音楽。
生半可に私はどーすればいいのぉーというような自分がない音楽...
そんなんじゃ、聴く人に気持ちが伝わんないよと思う類いの音楽ね。
これだけは聴く耳を持ちません。

まぁ、そんな感じで、ジャンルなんて飛び越えて、
まだまだ感動したい世界がたくさんあるんだーとワクワク。
「BLOCK PARTY」も、機会あれば是非、ご覧になって下さいませ....