いやぁ、今年のGW後半はとても充実してました。
なぜかといえば、とぉーっても時間が長く感じたし、
まだ明日も休みだわーとワクワクし続けてたからです。

前半は子どものために山梨に行ったので、
後半は親のために温泉に行きたかったのだけど、
もうすでにGWに入っていちゃ、宿泊可能な場所も見当たらずあきらめました。

でも、休み明けにまた機会あれば行きたいよぉ。
最近、お子ちゃまが一緒に温泉につかれるようになったので、新たな楽しみが増えました。

それにしても、この期間にはたくさんの出会いがありました。

さかのぼれば、知り合いからのお誘いで、JILSを観に行ったことや、
YUKIYAくんと出会って話せたことがあったり、
久々にキースとも会ったし、そして、知り合いの大門にあるお店にも行って、
最高のベルギービールを飲んで、刻々と楽しい時間は過ぎて行ったのでした。

そして、その後は、親友と久々に会って懐かしの会話を楽しんでいたら、
サプライズでちょっと季節は遅れたけど、
4月にバースデーだった友人と共にお祝いをして貰いました。



なんだかとても嬉しかった。
L'OCCITANEのボディーローションとバブルを貰って、これまた嬉しい。
チェリー系の香しさにうっとり状態で毎日使っております。

振り返れば、4月5月は随分人に会いました。
4月には久々に凌と美枝子ちゃんのおうちにもお伺いして、
懐かしの会話を楽しんで、5月には茂宅へ。

5月はまた新たな出会いもあり、充分、休養できました。
やっぱり人と人との出会いや、会話や、懐かしむ過去の共有があるって大切だわね。

さぁ、明日からは、また日常が戻ってきますが、
子どもが学校に行っている間、再び、
自分のしたいことができる時間が戻ってくることもあって私は楽しみです。
結構長いお休みだったので、
お子ちゃまは夏休み後と同様のモヤッとした復帰になりそうですが、ハハハ。
母には時間ができるのです。

GW最終日、今日、東京は雨模様。
今朝はお子ちゃまの友人がお泊まりにきてたので、朝早くから起きたのだけど、
図書館で見つけた「ガラスの城の子どもたち」を
午前中はずっと読んでました。とても面白かったよ。

「機能不完全」な家庭に育った主人公ジャネットが劣悪な環境で生き抜いて、
そこから成長し、自立して行くノンフィクション・ストーリー。
作者が彼女自身なのでエピソードのすべてがリアルです。

特に幼年時代の子どもの状況は最悪でゴミ箱をあさったり、
同級生のお弁当を盗んでお腹を満たしていたこともあるくらいシリアス。
父親は金を掘り当てるという見果てぬ夢に取り憑かれ仕事を転々とし、
夜逃げを繰り返しては職を失い。

母はアーティスト志望で「刺激中毒」を自称し、
家事や育児をおざなりにして売れない「創作」にかまけてばかり、
そこに育った、ジャネット、姉ローリ、弟ブライアン、妹モーリーンが
ギリギリのところで生きて行く様や、
そして、その中で幼い子どもがほんとうに生きる意味を学んで行くというお話が凄かった。

これだけ書くとかなりヘヴィーなストーリーだけど、
意外と読み終えたあとはサッパリしています。

これは彼女のキャラクターがしっかりしているせいだと思うのだけど、
アルコール依存症の父だったり、まったく社会に適応しない母親に対して
決して恨みつらみ的な書かれ方は一切していない姿勢に好感が持てます。

だけど、読み手側としては、そんな両親に対して憤りをかなり感じます。

彼女自身、苦労してNYでジャーナリストになったあとに、これを書いたらしいんだけど、
当初は赤裸々に自分の過去を書くことに関してはつらかったと思う。

両親のことも隠していたのだから。
でも、こうやって読んだ人に確実に伝わるものがあるんだから、
やっぱり書くことは素晴らしい。

大人の責任ってやっぱり大きい。
幼い子どもは与えられた環境でしか世界観を持てないから
どんなに虐待されても環境が劣悪でも、
子どもはひたすら親の愛情を受けるためにずっと受け身で待つ訳で....

もちろん成長してしまえば親との関わりは変わってゆくけど、
幼い頃の親への愛情って絶対的なものなんだよね。

この本、映画化されるといいのに。
なんだか街から街へ一家が巡って行くのがかなり映像的に感じるので。

「イン・アメリカ 三つの小さな願いごと」を以前見たときに感じたものと似てるかも。
この映画もシェリダンが実の娘たちと共同で書いた脚本で、

当時アメリカへ移住した際の彼自身の実体験を
ベースにしたものを映画化したものだったので、
希望は「家族のつながり」にあったけど、

今日読んだ「ガラスの城の子どもたち」は親にはまったく希望がなく、
そこで育った子どもが自ら逆境を抜けて成長するところに唯一希望があったわけで、
そこに感動します。

いずれにせよ、子どもはやはり環境で育って行くのかと考えさせられます。
これから育つ子どもたちに、どんな状況でも、精神的にタフで、
強く生き抜く力を持つ未来がある事を願います。

さぁ、また図書館へ行こうっと。
それと、幼なじみと話してて、JILL、これ書きなよ!
絶対、面白いよと勧められたエッセイのテーマを休み明けから書いてみようと思います。