じゃーん。我が家の換気扇...



はいはい。なぜに換気扇かというと...
だって年末...忙しかったんですもの。
いつもなら、今年の汚れ、今年のうちに...のはずなんですが...
昨年はライブがあったおかげで我が家は戦闘態勢の年末。
そして明けて新年はインフルエンザ、そしてAXと月日は流れて去って行きました。
なので!キッチン関係は...なぁーんにも出来ず今現在に至ったわけです。

先週末は温泉行って疲れもとれたし、よっしゃ!やるかぁー!と
いざ!今日、立ち向かったんですよ。
ゴム手袋してぇ...
ひゃぁー油がぁあああ~~~と叫ぶ間もなく
換気扇のカバーとフィルターをはずして
せっせっせっと...換気扇のお掃除スプレーをしてしばし保留。
うんにゃぁー!やっぱ油汚れはつらいにゃー...とかなんとか言ってたかな...

そんでもって、キッチン周りをこれまた
拭き拭きしてお掃除!お掃除!

その後、フィルターとカバーに付いてた油汚れをペーパータオルで
根こそぎ拭き取り、いらなくなった台所用の布巾で拭き拭き。

作業は一時間くらいで終了。ほっ。
今度は多少油防ぎになるかなぁと買い求めた
油よけフィルターペーパーをはさんで一件落着。
あぁーすっきりしたぁー!
ずっと!ずっと!気になっていて、掃除したくて、したくて、
仕方なかったのに!
時間がないままブンブン回してた換気扇さん、お疲れさん!
これでルックスライク、ピカピカよぉー!

...って、作業を終えて、午後はしばし、休憩。
まぁね、換気扇を一度でも掃除したことのある方はわかると思いますが
結構、終わったあとは達成感があるものでございます。
その休憩タイムはドリップでいれたコーヒーで作ったカフェオレでご休憩。

そんで、なぜ、この次が...歌ってことになるかって?
はいはい。
休憩時間に先日のAXのDVDをちょこっと見てた訳です。

(あっ、今日は長いので、この先はお時間の余裕のある時に
お読み下さい.....)


久しぶりに見たライブは、おぉーこんなだったかぁーと
見れば見るほど血が騒ぎ出しちゃって。
ほんと、リハ中からそうなんだけど、リハで通したメニューを聴きながら
ベッドに入ったりするとドキドキしてきちゃうんですよ。
ステージを思い浮かべてね。全然眠れない....

そんな感じで、午後、DVDを見てたらドキドキに....
でも、なんかおかしくてね。
そうそいう、ステージにいる私も私。
今日みたいに、我が家の換気扇をこれでもか!これでもか!と
掃除するのも私なんだものねぇ。

換気扇を掃除しながら鼻歌なんぞ...は歌いませんが...

きっとステージで歌ってる私を見てるお客様たちには
私の換気扇お掃除姿は思い浮かびませんよねぇ。
まぁ、それはそれで、やっぱ綺麗になった換気扇の姿は
パチリと記念に撮りますが...
掃除中の私や汚い換気扇は到底....写せませんわ...

ここで、話しは思い切り、脱線しますが...
だいたい、最近のCMで腹立つのが...
汚いものをドカーンとお見せになる洗剤関係のCM。

ごはん時なのに、排水溝やトイレなどの汚れを見せられる
こちら側の気にもなって頂きたいものです。

特に暮れは大掃除の季節だったので...強力にそんな宣伝の多かったこと...
家人と申していましたが...
今の消費者に想像力が欠乏して、そこまで画面に映さないと想像できないのか....
または、企業側が明らかに配慮に欠けだした行為なのか...どーなのよって。
昔はそんなCMはあまりなかったよねぇ...

あぁ、ごめんなさい。脱線したわ....
そんなことより「歌」ね。

そうなんです。
やっぱね、いくら歌う人といえども、毎日、ステージの上で
歌ってるわけではないし...他の時間の方が遙かに多いわけです。
日常生活ね。

その中で、いろいろなことやって、それで、あれこれ考えたり、
感心したり...あっ、これ歌おうと思ったり。
まぁ、換気扇の歌はないけれど、こんな風にお掃除するのも
修行のうち...

だって綺麗になると、やっぱ気持ちいいもんですものね。
そう、修行....そこで、ダライ・ラマ登場。

前にもサロンでご紹介したけどダライ・ラマの教えの本に...

【チベットの導師たちが弟子たちに好んで語る隠者と
 羊飼いの有名な逸話がある。
 ある隠者が山の中で独り暮らしていた。
 ある日のこと、たまたま隠者の洞穴の傍らを通りかかった羊飼いが
 好奇心にかられ、隠者に呼びかけ、こう訊ねた。

 「こんな、なにもないところで何をやっているんだね?」
  すると隠者が答えた。
 「瞑想をしているのだ」
 「何を瞑想しているのだね?」
 「忍耐だよ」と隠者。
  一瞬沈黙がおりた。しばらくして羊飼いはその場から立ち去ることにした。
  しかし、その前に隠者の方を振り向きざま、こう叫んだのである。
 「地獄へ行っちまえ!」
 「なんだと!おまえこそ地獄へ堕ちろ!」という怒鳴り声が返ってきた。
  羊飼いは笑いだし、忍耐の修行をしていたのじゃないのかね、と
  隠者に指摘したのだった。】

...という話があるんですが...
ねっ、ほんとよね。
歌うことと華やかなステージは背中合わせ...
たまに、その華やかさゆえに思わず歌うことの意味を見失ってしまうことも
ある危険性があるのです。

長いことやってると、人が言うことが気になったり、他の人と自分を比べたり...
戸惑いの日々もありました。

この間のステージでもMCで言ったけど、自分だけにしか出来ないこと...

そんなことを幾ら頭で考えていてもダメなわけで...まさに行動あるのみ。
あとは経験か...

だけど、いつの日も思うところには到達はできなくて
前よりはいいかも...とか
少し違う風に考えられるようになったとか...
そんな感じなので、あぁ、これでもう何も思わず考えまい...とは行きません。

ましてや、悟りを開く修行僧のように
なにも怖くない...とまでは到底思うようには行きません。

同じくダライ・ラマに...

【賞賛と名声という尊敬は
 福徳にも寿命にも転じはしない
 力にもならず、無病にもならず
 身体が楽になるわけでもない

 なにが自分の利益になるかを知れば
 そんなもの(称賛や名誉)が何の利益ももたらさないとわかるはず
 心の快楽だけを求めるならば
 博打や飲酒に溺れるがよい】

...という教えで、栄誉にこだわるな、他人が自分のことを褒めようと
貶そうと気にするものではないと述べています。

それに...

実際は名誉など、なんの役にも立ちはせず、所詮栄誉や名声は虚しい言葉
虚しい音にしかすぎませんという...


これはつくづく読んだときに感銘したんだけど...

栄誉や名声にとりつかれ、それをひたすら追い求めるのは
きわめて愚かな態度です。
人は栄誉や名声に酔いしれてはいけませんという教え。

そうなのですよねぇ。
ライブが終わって、届くメッセージは心から嬉しいけれど、それに流されて
そのまま戻らない人になってはいけないという訳です。
そう、伝わったというメッセージが届いたら、余計、次のプランを計画して
もっと伝えるにはどうしたらいいのか...というところに行かないと...

まさに今がその時...
ひとつのライブを終えて、ある種の達成感はあるものの、それで終わるはずもなく...
次への「夢」の実現に踏み出すときです。

なので、身近なお掃除、大切!
心のお掃除も大切!
気持ちを落ち着けて、再度、未来を思い描く....そんな時間が今なのです。
この時間が長ければ長いほど、ライブは数段良くなっていくような気がします。
はぁ、やっと話しがつながった!

AXのMCで言ったこと...
オンリーワン.....


この意味は...
その先にいる、他の誰でもない自分を目指して進むと
いつか到達した未来に辿り着く時には
過去を振り返っても、苦労を苦労とも思わず
自分たちの音楽があったから、なにも怖くはなかった!と
ポンッと言い放てる未来の自分がいたらね、
すごくかっちょいいなぁーと思うところから生まれた言葉なのです。

あくまで、宗教とは関係なく...
心の錬磨ということで、お掃除の日常とステージの非日常をつなぐ
事柄を書き綴ってみました。
別にステージではなくとも、自分の未来を考える時って誰にでもあるでしょう...
そんな時に役立って欲しい言葉でした。



はい。再度、綺麗になったキッチンさんです。キラッ!キラッ!キラッ!
ちと大袈裟か...しら。

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