ありがとうございました。笑
１歳と９ヶ月の娘モンチッチをタイへ連れて行くと言うと
何人か「え？大丈夫？」と聞かれて、
私も正直ちょっと不安だったので、
もしこれから子連れ海外旅行とか考えてる人が
参考になればと思い、書いてみることにします。
まぁ、結果から言うと、
誰よりも通常運転だったのが娘で、
アクシデントの女王は私だったのですが。
私が懸念していたのは
1 長時間の飛行機
2 水
3 気候
4 蚊
5 食事
ざっとこんな感じでした。
まず成田空港からモンチッチはタイ人に可愛がられ、
通りすがりに頭を撫でていく人もいるし、
必ずと言っていいほど、みんなが構ってくれる。
タイは子供にものすごく寛容。
飛行機の中でも隣のおじさんやおばさんが
みんなちょっかい出してくれ、
それで母、どれだけ気持ちが救われたことか。
とは言え６時間半は長い。
１９時１０分に到着だ〜、もうすぐ！と思ってたら
現地時間の１９時１０分だと発覚し、
時差の２時間短く見積もっていただけに
ラスト２時間は長かった。
もう座ってられないモンチッチと
機内散歩したり、
気持ち良さそうに熱唱するのを
「ちょっと声が大きいかな」と助言したり...
「ちょっとタイは遠かったかもね...」
と言うのが着いた時の感想。
ただ、着いた時に周りのタイの方々が
「頑張ったね〜」みたいな感じで、
娘にチューしてくれたり、別れを惜しんでくれたり、
ひたすらに感動する私なのでした。
翌朝はホテルで朝食を、
ここでもスタッフがみんな小さい子供のために
色々用意してくれ、構ってくれる。
多分彼女が一番楽しかったのが、初めてのプール。
日本ではオムツ取れてないと断られるので、
恐る恐る行ってみたら、何も言われない。
（もちろんおトイレしてから入りましたけどね）
そこで出会ったアメリカ人の女の子が英語で
一生懸命自己紹介してくれてるのを
娘はひたすらに凝視していました。
最初の１０分くらいは泣いてたものの、
気がつくと夢中で遊び、
大興奮の表情に、母、とろけました。
「帰るよ」と言うと泣くくらい気に入った様子。
日本のように水道水は飲めないので、
今、お風呂のお湯を飲むのがブームなモンチッチは
湯船にお湯は溜めず、シャワーで過ごしましたが、
プールの水は結局ガンガン飲んでました。
（でも、今のところは大丈夫）
あちらの気温は３０℃〜３５℃くらいだったのかな。
確かに暑いが、今の日本ならそんなに負けてない。
でも、やはり汗疹めっちゃ出た。娘、ごめん。
汗拭きシートで頻繁に拭いたが追いつかず。
て言うか、雨季だったので１日１回スコールと聞き
レインコートも買って準備万端だったけど、
１度も降られなかった。
でも毎朝、外が濡れてたから、夜のうちに
降ってくれてたっぽいですね。
タイではおはようも、ありがとうも
みんなこうやって手を合わせるから
モンチッチも「いただきます」のポーズで得意気。
犬が大好きで「あ！わんわ！」と知らせてくれるが、
放し飼いの犬たちは衝撃だった様子。
犬がこっちに向かってきた時の動揺ぶりはウケた。
それから、心配だったのは「蚊」事情。
モンチッチは体質的に
刺されると半端なく腫れ、痒くて眠れない。
色々調べて、蚊対策グッズをフルコースで持って行きました。
虫除けスプレー、クリーム、シール、腕につけるベープ、虫除けウエットシート、ムヒ、本気で刺された時の貼り薬…部屋にシュッてするやつ。
あと基本的に長ズボン。
実際はそんなに蚊がいるようには見えず
虫除けクリームだけで充分だった可能性もあるが
備え過ぎて何が悪い。
ちなみに私はこれがオススメです。
yuccaの虫除けクリーム。
ディートが配合されてるけど赤ちゃんにも使えるやつ。
タイで刺されず気が緩み、
昨日保育園で刺されて来ました。笑
日本人が大好きと言うマハタート寺院。
大号泣のモンチッチ。
そこで、タイ人のガイドさんがあやしてくれたが、
人見知り中のモンチッチにはWパンチ。
どっちも怖い！
水上マーケットはずっと圧倒された様子でした。
ひとつ危なかったのは、
船と船が容赦なくぶつかって行き交うので、
知らないうちにボートのヘリに手をかけていた時には
ヒンヤリしました。
それから、スピードボートで水上生活を見学した時は
かなり揺れたので、船が転覆したらどうしよう、
泳ぎが苦手なのでソワソワしていたら、
川にワニが泳いでて
「タイ、ハードル高し」
と思った瞬間でした。
初めて本物を見て大興奮。
タイはそこらじゅうに象の置物や
象の雑貨が溢れかえっているので滞在中に
「あ！ぞうたん！」を１万回くらい言いました。
実際乗ってみるとすんごい揺れる。
象がバランス崩したらどうしよう...
大人だけなら「ひえーいい！！」って
アホみたいに盛り上がるところでしたが、
ちょっと別のスリルも味わいました。
私も大人になったのですね。
夜はニューハーフショーを見に行きました。
（正しくはドラッグクウィーンですよね）
多分アドベンチャー疲れで眠かったのか、
もしくは、ややダンスのクオリティが引っかかったのか、
一切無反応でした。w
そうそう、一番心配だったのは、ご飯。
一応持って行って助かったのは
大好物の鯖缶とチーかま。
大人は「朝ごはんどうしよっか〜」とかグダグダできるけど
子供は待ってられない。
そんな時に役立ちました。
あと、セブンイレブンがやたらあったので、
取り敢えず安心でした。
辛いもの以外あるのかな？
と心配してましたが、
タイにはうまいチャーハンがある！！
パッタイもいける！
あと、空芯菜の炒めたのをひたすら食べてました。
抵抗なくタイ米やエスニック料理を食べていて
本当たくましいやつだなと思った。
タイで日本語教師をしていた従姉妹から
mai ped（マイ ペッd）は、
「辛くしないで」という魔法の言葉。
と聞いていたのですが、結局
「ノースパイシー？」で通じた。
５日過ごしてわかったのは、
雑多な汚めのマーケットであっても、
観光客が来るところはそこまで安くなく、
ショッピングモールのフードコート最強説。
衛生面も安心だし、200バーツ（600円くらい）で
本格タイ料理を４品くらい頼めた。
ジュースを頼む時も氷は水道水で作ってるのが多いから
氷は抜いてもらった方がいいよ、とのこと。
ただ...フードコートは大丈夫でした。
（今のところ）
チャトチャックのウィークエンドマーケットへ行った時は、
さすがに手を繋ぎたがらないこの時期に
連れて来るもんじゃないと思った。
人の波にのまれてあっという間に見失ってしまいそう。
猛暑の中、抱っこしたり、追いかけ回したり、疲弊しました。w
あと、勿論期待してなかったけど、
オムツ替え台などは全然なかったので、
外でのおトイレはちょっと大変でした。
私がタイに娘を連れて行ってよかったと思ったのは
やはり、電車に乗った時。
乗った瞬間に、ササッと誰かが席を譲ってくれる。
とっても自然に、当然のように。
そして学生さんからおじさんまで、
みんな微笑みを投げかけてくれる。
電車に乗って幸せな気持ちになったの、
本当に久しぶりって思った。
この幸福感、日本にも広げたいって思った。
最近殺伐とし過ぎてるてるよね。
帰りの飛行機が少し気が重かったが、
帰りはずーーっと良い子にしてくれてて、
相変わらず熱唱で周りを苦笑させてたけど、
機嫌が良くて助かりました。
ただ、最後の機内食が、まさかの激辛カレー！
食べたがるモンチッチに「辛いよ」と教えながら、
結局急いで辛い部分だけ食べました。
お腹壊した時のことも考え、
オムツもたくさん持って行って荷物になったけど、
体調も崩さず元気に楽しんでくれて良かった。
勿論、もう少し気楽な場所でも良かった気もするけど
タイの人々の子供に対する意識に触れられたことが何よりの収穫だったかな。
子供が思春期を迎え、
学校生活がしんどくなったりした時に
世界はここだけじゃないって
人生の可能性は無限だと思って貰えたらと
私なりに考え、
世界を見せたいなと思っています。
母親がポンコツであってもたくましい子に育ちますように。
あ、子供がチャイルドシートを嫌がって
反り返ったりした時は、
財布を紛失しないように気をつけてください。
chihiRo