昨年の暮れから春にかけてずっと予約を入れていたのであるが天気に恵まれずにいて出船出来なかった深海釣り。既に夏になってしまったが、夏のキンメダイは脂も入って美味であるのがわかっている。そこで、夏の休暇の最終日である8月18日、日曜日、静岡県遠州新居港、隆栄丸に予約を入れて深海釣りに出かけた。キンメ主体の釣りであるが状況次第でアコウダイも狙うということで集合は朝3時、仮眠をして24時に家を出た。出船は朝3時半とのこと。連休の最終日であるのも影響しているせいかは不明であるが途中の道路の交通量良が結構多い。深夜にもかかわらず飛ばす車があるので慎重に運転していく。2時半くらいに3時前に港に到着すると深海常連のSU氏、OZ氏など顔見知りの面々が港に集まっている。SU氏と2人で並んで釣りをすることにして私が代表してくじを引いてみると何と一番。2人で並ぶのでSU氏は大ドモに私は後から2番目に座ることになった。道具はいつものミヤマエの大型電動リールに深海用のオモリ負荷400号のVパワーミレニアムのVM竿。自作の20本針のキンメ用(アコウは15本)の仕掛けを用意する準備は時間どおりに3時半に終わり、出船。キンメの食う時間は朝方なのでこの出船に遅れがあると全体の釣果に影響する。浜名湖を出ると少し土用波に近いような波がある。曇り空ではあるがところどころに晴れ間もある。1時間強でキンメのポイントへ到着すると既に東の空は白んでいる。餌であるイカの短冊がついた仕掛けを用意して合図を待つ。トモから投げ入れるので私は2番目の投入である。ポイントで潮を見ているとかなり緩い様子。少し場所を移動して合図があり、まずは大トモから順番に投入開始。船は進み次の合図があり私の投入の順番。400号のオモリを澄み切った海面に投げ入れると仕掛けが順番に出ていく。針が全部出終わってリールをフリーにすると道糸がどんどん海中に入っていく。指示ダナの370まで下がるのにしばらく時間が必要である。道糸が400m程度出たところで道糸が出るのが止まり着底。糸ふけを取っていく。取っていく途中で当たりがあり竿先がブルブルといっている。複数の当たりが取れたようである。じわりと底が深くなっていくので道糸を張りながらオモリを浮かさないようにしていく。船中の全員が当たったようなので巻き上げを開始。ミヨシからの巻き上げになる。前からは6人目なので、隣の人と50mほど差をつけて巻き上げを開始するのはしばらく後である。上がったら再度トモから投入なので次の投入をあらかじめ準備しておく。途中でドラグ調整しながら上げてくると上の針からキンメがいる。型はまずまずで刺身でも美味しいサイズである。中乗りさんがタモを構えてくれるので安心して仕掛けごと船上に上げる。数を数えてみると13匹をゲット。最初の投入でこの数が釣れると船中安心モードである。船中確認3~16匹のキンメが釣れる。明るくならないうちに次をやりたいので、1匹づつ締めるのは次の投入が終わった後である。2投目では一気に当たりが少なくなってしまい今度は3匹。明るくなって潮もクリアなのでキンメの食いが一気に落ちたのであろう。3投目では仕掛けがオマツリしてしまったが再度3匹を追加。それでも船中の当たりが少ないので今度はアコウダイへの釣りとなり、場所をしばらく移動した。移動先でも潮はあまり動いてはおらず、かけ下がりを2回流すが船中キンメは数匹上がったがアコウダイは姿を見せなかった。時間的に最後の投入となり今度は深めの580mとのこと。底までオモリを落とすとかなり余計に出ている。駆け上がりなので糸ふけを取って仕掛けを上げていくと竿先に微妙なアコウのような当たり。それも複数あって1尾は大きな当たりである。途中で上げながらも暴れているので大型を期待するが途中で根にかかってしまった。しばらく我慢していたが何とか外れないかと道糸を張り気味にしているとフッとオモリが根がかりから抜けることが出来た。しかし先ほどの大型の暴れがなくなってしまい、恐らく口切れをしてしまったのであろう。合図があり巻き上げを開始すると竿先には微妙な重さがあり、恐らく何匹かはアコウがついているはず。海面に近くなると仕掛けが前のほうにたなびく。400号のオモリを浮かす浮力があるアコウの華が咲いたようで、海面の華を数えていく。取り込んだのは7つの華で最後の流してこれは嬉しい状況。久しぶりに良いサイズのアコウをゲットでき、納竿時間となった。キンメダイ19、カサゴ3,アコウダイ7というほぼ大型クーラー満タンで気分良く休みの最終日を過ごすことができた。