「何なんだよ、これは・・・・」
道路に寝かされ、
「大丈夫ですか?」
「今、救急車を呼びましたから・・・」と言葉が掛けられている中、
体の痛みよりも、腹立たしさでいっぱいになる。
常日頃から、この辺りのドライバーには本当に頭に来ていた。
センターラインの無い狭い道で、こちらが道路の端によけて
歩いていても、車同士離合する時に、平気で路側帯の白線内に
入ってきて、驚かせられたり。
車と歩行者とすれ違ったりするときも、一切速度を緩めることなく、
すぐわきを,通り抜けて行ったり、脇道からの一旦停止など、あってないようなもの。
とにかく、こちらが主線道路を歩いていたりしていても、脇道の前で止まって、脇道を確認しないと、恐ろしくて仕方がない。
自転車の時も、主線道路はしっていて、脇道の手前でカーブミラーなどで確認しないといけない状態なのだ。
以前住んでいた処も、決して運転マナーは、ほめられるようなところではなかったが、これほどではなかった。
今、住んでいるところに移ってきて、初めて「車は怖い」と感じるようになった。
田舎に行けばいくほどこうなのか?今や全国的にこうなのか?定かではないですけどね。
こういう日ごろからのうっ憤で、腹がたって、腹がたって、しかたがなかった。
自分自身、ちょっと、興奮していたのか、
事故に合って動かない方がいいと解っていながらも、次にとった行動が、
むくっと起き上がって
「帰る・・・・」
自転車や荷物はそのままに、歩き出した。
そうなると、一番困るのは、加害者のようで、
一生懸命、私を説得し、その場に留めさせようとする。
しかし、そんなこと、知ったこっちゃない。
折角の休みこんなことでつぶされてたまるか・・・
という思いで、
私の前に立ちふさがって、一生懸命止めている加害者に対して
「どけっ!!!」
と、おしのけて、歩き続ける状況になった。
2~300m歩いたところだろうか、急に頭痛がしてきて、吐き気もする。
ちょうどその時、対面から救急車が来て、私の横に止まった。
救急車から、隊員の人たちも降りてきた。。。
吐き気と同時に寒気も襲ってきたので、
これはやはりやばいかと、・・・
これくらい時間がたつと、かなり冷静になっていたようです。
救急車に乗り込んでいった。