こんにちわ、じきです。
今回は、一昨年末に会社を退職し、現在アラフォーヒモニートである私の、ズボラ貯金術等について書いて行きます。
不快な方は、いつもとおりブラウザバックお願いします。
「貯金」の困難さ
貯金って、本っっ当に、思うように貯まらないですよね。
過去記事にしたとおり、私が在職中に四苦八苦しつつ積み上げた貯金等の資産は約2500万円程です。
…ですが、なにぶん効率がすこぶる悪く、その金額を貯めるまでにおよそ20年程の時間がかかってしまいました。
↓ 過去記事 私の懐事情について ↓
怠惰で面倒くさがりな私が、ズボラながらに資産を貯め続けていくのは、やはり容易なことではありませんでした。
家賃や光熱費等の生活費、通信費、保険や税金、車両関連費、食費、交際費etc…ありとあらゆる出費により、中々貯金は貯まらなかったです。
思い返せば、多種多様な各種経費が、日々私を苦しめてきました
上記の通り、支払いの項目は無数にあるわけですが、一般的なサラリーマンである場合、収入のあては、多くの場合は会社からの給与のみです。
毎月自分の口座に振り込まれる給与から、上記の各種経費を支払いつつ、ある程度の貯金をするというのは、口で言うよりも相当にハードルが高いものです。
また、現在進行形で物価高・円安等は深刻です。
収入がさほど増えたわけでもないのに、各種光熱費や食費等は更に高騰する一方で、漠然とした不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
円安により「日本円」自体の価値も下がってきており、貨幣そのものの資産価値が落ちているのも手痛いですね。
実質的に、たとえ使わなくても現時点での手取りや貯金額が、日々目減りしていることに等しいです。
そこにきて、おまけと言わんばかりに各種税金も加算・新設されております。
そのため、ただでさえ高い貯金へのハードルは、より一層高くなっております。
森林環境税とか、もはや何にでも税金を賦課してしまおうというアンダーテールばりの熱いケツイを感じます
しかし、どのような状況下でも、生きていく上で、厳しい現状なりに最善を尽くす必要はあります。
万人が、歩みを止めた際に誰かに手を差し伸べてもらえるわけじゃありません。
多くの場合、自分の境遇は自分でなんとかする必要があります。
とりわけ、私のような「無能タイプの中高年男性」は、他のタイプの人間と比べても格別に人生の難易度が高いですので、せめて自分の尻拭い位は出来るように、備えを頑張っておりました
「ストレス発散費」という超巨大費用
私が一昨年末まで会社員として働いた約20年程という期間、本当に容易ではない日々でした。
私は、在職中は転勤族だったこともあり、仕事内容も住所も人間関係も毎年のようにコロコロ変わるため、在職中に安息を感じることはほぼ無かったと言っても過言ではありません。
そんな中で、資産形成も同時進行しなければならないのは、本当にしんどいことです。
…
……
さて、私は社会人になって以降ずっと一人暮らしだったので、家計管理は一通り身についています
在職中に家計管理をする際、家賃等の固定費と、食費等の変動費をそれぞれ項目分けし、Excelに入力するという超シンプルな家計管理を行っておりました。
「 固定費」や「変動費」の定義等については後述します。
当時、私が設定していた各種経費科目の中で、必ずと言って良いほどに高騰していたのが、変動費のうちの1つである「ストレス発散費」という項目でした。
「ストレス発散費」は、突発的な衝動で遊びに行ったり飲み食いしてしまった時のお金をカウントしていた項目なのですが、いつの間にか毎月万単位の支出を記録してしまうことも珍しくありませんでした。
本当に…節約について、言うは易しだと思います。
在職中は、あの膨大なストレスと日々戦っていたにも関わらず、尚且つやりたいことも我慢出来なければ、お金はなかなか貯まっていかなかったです。
私の場合、ボーナス時以外の平常月に貯金出来た額は、相当我慢に我慢を重ねた月ですら、せいぜい5万円くらいが限度でした。
それ以外の、ストレス発散費が爆発した月に関しては、貯金がほとんど出来なかったり、下手すれば赤字という月もかなりありました。
私はすぐキャパオーバーするし、自分に甘いんです
ルナティックモード過ぎます、貯金…そして人生。
仕事をこなし、我慢を重ねるも、得られる貯金額は雀の涙。
そりゃあ、私のような能力が凡人以下の人間は、貯金等がある程度貯まるまでは、膨大な時間がかかってしまうわけです。
実際私は、20年程を費やしても、人生を逃げ切れるだけの資産など全然築けませんでした
貯金が捗らなかった原因
貯金が捗らなかったのには、大きな原因があります。
それは、前述したとおり、私自身の自分への甘さです。 私は、とにかく「覚悟」というものが、とことん足りないのです。
私は、過去記事にしたとおり、親族全般が貧乏であり、基本的には自分の面倒は自分で見るという選択肢しか存在しなかった人間です。
だからこそ、本来ならば人一倍頑張らざるを得ない状況だったわけですが、なにぶん自身の根本的な気質が怠惰であるため、中途半端にズルズルと日々を過ごしてしまっていたと感じます。
そして、身内に頼る人が存在しない私は、社会人になって早々に
「そうだ、頼る人が居ないのなら自ら作ればいい。ヒモニートになろう。」
と、ゴミのような決意をします。
↓ 過去記事 懐事情について ↓
さて、紆余曲折あり、今現在でこそ無事に??ヒモニートです。
しかし、在職中の私は、このまま仕事を続けようか、はたまた仕事を辞めてしまおうか、どちらを選択しようかと随分長い期間に渡り悩んでおりました。
私は、今までの恋愛遍歴において、初志貫徹ヒモニートを狙ったアプローチをしてきましたが、過去記事に書いたとおり、自分にとって相当都合の良い条件を相手に提示していました。
提示しつつも、正直言って、あんなデメリットの惑星みたいな条件を飲んでくれる相手など、存在しないだろうなと思っていました。
何より、私自身も長年の会社員勤め&一人暮らしの経験で、日々のお金の流れを正確に把握しているからこそ「自分で稼ぐ給料」がいきなり途絶えた時のことを思うと、それだけで気持ちがソワソワしてしまう感じでした。
ならば仕事を続けるのかといえば、上記のような中途半端な気持ちではあるもののいつかヒモニートになって辞めてやると思っていたので、常にどこか身が入りません。
勿論、在職時は自分なりに必死に仕事をしておりましたが「本気で生涯会社に居よう」という気概は、はなから全然無かったのです。
我が事ながら、だったら猶更、せめてどう転んでも良い様に貯金くらいは頑張れやってブチ切れたくなります。
しかし、在職中はやはり日々のストレスを発散させないと、そもそも目の前の仕事に立ち向かう気力が湧かなかったのです。
あとは、仮にヒモニートになれたら、あんまりお金なくても良いんじゃないか?という邪ゴミ思考により、貯金に関してズルズルと、芳しくない成果をあげつづけていた次第です。
何してんのヨォ
ズボラ貯蓄術
そんな私が、貯金をするために工夫した点は、以下の2点です。
① 「固定費」・「変動費」を、それぞれ項目別にして書き出し、自身の支出金額を明確にする
② 「固定費」・「変動費」の、金額が大きくなっている項目を把握し、問題点を洗い出して支出金額を抑える
これだけです。
内容の説明は後述します。
正直、給与以外の収入については、株を始める以外は全く対処できなかったので、ならば支出の方をなんとかして抑えて、結果的に貯金に回す金を増やそうという結論に至りました。
「固定費」・「変動費」というのは私が勝手に使っている名称ですので、一般的な名称は知りません
…
……
さて、固定費とは、毎月必ず同じ日・同じサイクルで、一定額の引き落とし等の支払が発生する費用の総称です。
固定費を細分化すると、固定費に該当する各種費用の科目は、家賃・通信費・光熱費・生命保険・車両関係費等がありますね。
これらの項目の中で、あまりストレスなく削れるとしたら、通信費と生命保険ですね。
特に通信費に関しては、格安SIMを使うことによりおよそ月額3,300円程になりましたし、生命保険に至っては一部を除き解約しました。死して残す金無しです。
光熱費の水道・ガス・電気については、ある程度の節約は意識しますが、過度な節制は行っておりませんでした。
やはり自宅内だけはストレスフリーで過ごしたかったので、エアコン等の使用を控えたりもしていなかったですし、風呂の水を何日も使いまわす等もしていなかったです。
なお、車検代やアパートの契約更新代等の、数年毎に確定して発生する大きな費用も、金額を想定し月数案分して、月々の固定費に組み込んでおくのもオススメです。
なにせ、数年後には手元から確実に無くなる大金ですので。
具体的には、たとえば2年後の「車検代」の想定金額が12万円程ならば、12万円÷24カ月=5,000円を、車検用の積立金として、毎月封筒に入れて管理する…みたいなやり方です。
家賃は、出来ることならば高くても5~7万円台に抑えたいですね。
ちなみに私は転勤族だったので、転居する機会が多かったのですが、せっかく条件的に良い物件が見つかっても、いざ入居したら隣接する部屋の住人がやべー人だったりして、辟易としたことは何回もありました。どこまでガチャ負けするんですかね。
…
……
さて、次に変動費ですが、変動費とは支払のタイミングが毎月同じサイクルではない上、自分の行動次第で毎月の支払金額が大きく上下する経費の総称です。
変動費を細分化すると、食費・衣類費・交友費・ガソリン代・医療費…それと、私でいうところのストレス発散費等ですね。
これらの変動費については、支出額のうちどの項目に重きを置いているかはその人次第ですので、万人向けの対策は難しいかもしれませんね。
おすすめなのは、直近1カ月だけでもいいので、きちんと日々の支出をレシートや電子払の履歴などから把握し、費用の項目を食費・交友費等にきちんと区分けした上で、家計簿を作成することです。
そして、その作成した家計簿を見返し、支出の大きい項目を発見した場合に、その項目について、1日毎~月々に使えるMAXの金額を決めてしまうことです。
たとえば、私の場合であれば、家計簿を見直した結果「ストレス発散費」が突出して高すぎたので、ストレス発散費に使えるお金を、MAXでも毎月2万円までにしようと決めておきます。
すると、2万円÷30日=667円となり、1日あたりで無駄遣いして良い上限額を、およそ700円以内にする!という具合に、ざっくりと決めてしまえます。
ズボラな私にはこんな程度でも限界です
支出を抑えましょう。
今現在、一生懸命働いているのに、思うように貯金がたまらないという方が居たとしても、それも無理はありません。
誰しも、日々を精一杯生きています。
貯金しなければという気持ちがあったとしても、「今日を乗り切るため」や「明日を健やかに迎えるため」の必要経費として、結果的にお金がかかってしまうという気持ちは痛い程にわかります。
しかし、貯金をする…しかも、ある程度効率的に、となってくるとやはり無策というわけにはいきません。
収入を増やそうとすれば、多くの場合それ相応の時間もかかるため、本業だろうと副業だろうと、収入を増やすというのは、とてもハードなことです。
そのため、やはり私は、自分にどのような支出があるのかを見直し、前述のとおり支出金額の改善に努めていくことが、貯金の近道かと思っております。
私の記事を読んだことがある方がいらっしゃるか定かではありませんが、私は過去記事のとおり非常に低スペックな人間です。心身ともに残念です、我が事ながら可哀想です(哀
ですが、意志が激弱で覚悟もふわふわの私が、まかりなりにも約2,500万円程を貯めることが出来ました。
私のようなアホの権化に出来たことは、取り組みさえすればどなたでも十分に実現出来ます。
各種資産を貯めることは、どんな形であれ、自由な時間や健やかな感情を手に入れるための足がかりになり得ます。
あまり焦る必要はありません。
チリも積もれば山となります。
ほんの少し節制することからはじめてみましょう。
…とはいえ、肩肘張ると長続きしません。
お互い、適度に適当に取り組んでいけたら良いですね。