こんにちは、じきです。
今回は、現在アラフォーヒモニートである私が、社会人になってからやらかした粗相について書いていきます。
正直、コンプレックスと同じで、やらかし系の話も書き始めたらきりがないです。やらかし話を書くときは、自分の中でも印象深いものを書いていこうと思います。
今回は性に関する話です。
不快に感じそうな方は、いつもとおりブラウザバックお願いします。
↓ いつだって「勘違い狙い」です ↓
ぜんぜんモテなかったから
過去記事に記載したとおり、私は暗黒とも漆黒とも呼べるような学生時代を送ってきました。
↓ こんな感じでした(この他も多数記事あり) ↓
そんな学生時代でも幸いにも友達はいたし、不登校などはせずに義務教育期間を終えることが出来ましたが、こと女性関係においては、文字通り全っ然もてませんでした。
当時の私は、過去記事にしてきたとおり、身体能力や外見その他諸々の理由により、周りの人にナメにナメられまくっていました。また、自分自身に自信が欠片もありませんでした。
当然、学校内でのヒエラルキーはぶっちぎりの最下層です。
そんな、ヒエラルキー最下層がモテるわけがないですね。
ヒエラルキー云々以前に、自身の言動ひとつひとつが、他者にとって魅力的に映らなかったからこその結果なのですが、当時はヒエラルキー論に甘えていました。
魔法使いになるとか、ヤラハタだー--とか、焦り倒しながら20才を迎えたのを覚えています。
しかし、転機は突然訪れました。
それは、私が20才を迎えてからまもなくの頃でした。
いつもどおり黒い革ジャンを着て、金もないのに無駄にバーで恰好つけて「マスター、アクアビットのショットね」などとほざいていた時のことでした。
丁度その時に近くで飲んでいた20代中盤くらいの一人の女性が、私に話しかけてきたのです。
これは事件です。
ジョセイガ、ワタシニ、ハナシヲ…?!
気分はサマーウォーズ
当時は、サマーウォーズが丁度映画館で放映されていた時代です。
話しかけられたことにより挙動不審になりながらも、気分はすでに「こいこい!!!(クライマックス)」です。
話しかけられただけですよ?
ええ、童貞なんてそんなもんです。
いつだってクライマックスなんです。
私は、俗にいうピュアなタイプの人間ではありません。
童貞ながらに、女性と手をつなぎたいなとか、ピクニックに行きたいなとか可愛いことを考えていたわけじゃなく、エロ漫画やエロPCソフトのような酒池肉林を望むドリーマーでした。
度胸がないけど気持ちだけギラついてる偽り糞アフロです。
その、私に話しかけてくれた女性の名称を、仮にサセ代さんとします。まじもんのサセ代さんでしたので。
独特な服装と、眠そうに見える目が素敵な女性でした。
このサセ代さんが、女性とデートどころか、ろくに会話すらしたことが無かった私にとって、親切なチュートリアルのように接して頂いたため、本当に素晴らしかったです。
一緒に飲んでいたバーにて、緊張して飲みまくって会計が1万円を超え死にそうになりつつも、その勢いで店を出てからカラオケに行き、歌が上手いとかおだててくれて夢見心地に。
なにせ、あんな楽しい時間はそれまでの人生の中で経験が無かったため、本当にうれしかったのです。
そして、酒と勢いに飲まれながらも、私たちはいつの間にかラブホへと辿り着きました。
これが噂に名高いラブホ…!?
当時、入口にて部屋番号を押すシステムからしてよくわかりませんでしたが、サセ代さんがトントン拍子に選んでくれて入室したところ、即抱き着かれました。
そんなの、もう童貞なんか抗えません。抗いでか。
コンドームのつけ方すらよくわからなくて困惑していたところ「ピルだょ」と神の至言。
フフッ(意味深
ピルダヨ……!??
ほほぉ~ォぉッ……!?????(;´Д`)ハァハァ?!!?!
病気?
微塵も考えつきもしませんでしたね。
瞬時に私のサマーがウォーズし、戦地から戻るまでの所要時間はおよそ1・5秒。タフなミッションでした。
一夜あけ
一夜にして童貞喪失と同時に中出し。
経験豊富なおねえさんに手ほどきをしてもらえるという、脱童貞ドリームパックを体験した私でしたが、翌朝以降も自ら志願兵となり戦地に赴くのでした。
サセ代さん、まじで神様でしたね。
しかし後に、私だけの神様ではないことが判明し、ほどなくして関係は終わります。
ただ、半年程の短期間ではありますが、私の鬱蒼とした学生時代からの思いをぶつけ、それを受け止めてくれたサセ代さんには感謝しかありません。
ほんと私がサル状態でしたね。
ただでさえ女性と関わりを持てたこと自体が初めてでしたし、有頂天とはあのことを言うのだと思います。
関係の清算後、性病の検査等も見事に陰性で、すっきりとした気持ちで見上げた青空。クズながらに忘れはしません。
フェイク
サセ代さんと話していて思ったのは、短期間であれば、本来の自分の姿なんてわかりようもないのだなということでした。
サセ代さんも実は同じバーの常連だったらしく、サセ代さんから見た私は、一人で淡々と飲むお金のある大人だと映っていたらしいです。
実際は、女性にモテたいという下心しかない心も懐も貧しい童貞だったわけですし、おまけに数々のコンプレックスで自分に自信もない、中身の薄い人間です。
けれど、実社会の私生活においては、学校みたいにテストや体育等で強制的に自分の手持ちカードの内容がバラされるわけじゃない、ということが判明しました。
学校や仕事の場合はそういうわけにはいかず、口先で取り繕っても、テストの点数や成果等により、肝心の結果を周りに知られてしまいます。
取り繕ったって速攻でバレちゃうわけです。
しかし、私生活なら多少話が違います。
特に、恋愛なんて、個人対個人の勝負です。
相手を共通の友人等にでも会わせない限りは、相手は私の情報を私が開示する範囲でしか知り得ません。
そのため、恋愛においてなら、本来の自分とは違う人物を演じる「フェイク行為」が十分通用すると考えてしまった20才頃の私は、それ以降、そういった歪なフェイク行為によりたしかに結構な数の女性と付き合う等することが出来ました。
ですが、歪なものはやはり歪。
この件以降の、私の恋愛の結末は、ふるよりも圧倒的にフラれることが多く、長い目で見るとフェイクがものすごく遠回りな行為だと気付くのには、とても時間がかかりました。
フェイク行為によるフェイク問題ですね。
完全なる自業自得です
歪だけれども
ただ、いまだに先述のフェイク問題については思うところはあります。
そもそも私は、フェイク行為をしてなければ、圧倒的に恋愛という打席に立つ機会自体が失われていたと思います。
そのため、過去の私の、ある時期までの恋愛の経験は、歪であったとしても正直なところ私にとっては必要な経験だったと感じます。
本来ならば学生時代に消化しておかなければいけない感情・経験を、社会人に持ち込むと、やはり弊害も甚だしかったですね。
学生時代からの、女性と普通に関わることが出来る人達に対する長期間に渡る憧れや嫉妬や渇望が、自分の行動を狂わせた…黒歴史的な思い出です。
まぁ、今現在もヒモニートだし、もはや狂い続けているのかもしれません
それにしても、学生時代…というか年齢が若いころというのは、本当にかけがえのないものですね。
良い意味で井の中の蛙であるため、後先なんかあまり考えず、大胆な挑戦が出来ます。
その結果、たとえ失敗したとしても画になるし、失敗に対する落ち込み方も幾らかポジティブです。
脳味噌自体が様々なことを新鮮に捉えてくれて、小さなことにも大きな喜びを見出してくれ、立ち直りも早めです。
なにより、特に若いころの恋愛においては、物理的に「失敗しても次をこなせる時間」が明確にあります。
これが、自身や相手がアラサー、アラフォーになってくると、外見・年齢・求められる経験値等、様々な方面でどんどん身動きが取りづらくなっていくわけですね。加齢とは罪なものです。
なので、特に学生時代に関しては、心底もったいない過ごし方をしてしまったなぁと思います。
恋愛においても、日常においても、それ自体を「楽しむこと」にあれだけ没頭できる環境は、本来はやはり、脳内物質の分泌量的にも、学生時代が一番適しているのだろうと思います。
ただ、悲しいことに、振り返っても過去には戻れないですものね。
けれど今だって、サセ代さん達と過ごしていたあの頃の、刺激的で刹那的な気持ちが懐かしく思えたりもします。
思うところは多々ありますが、過去ばかりに捉われずとりあえず目先を大事に、そして何より日々の楽さを重視して、のんびりと生きていければと思っております
今後の人生において、今日この1日この瞬間が人生で一番楽しい!と思えるような瞬間がくることを、私自身楽しみにしています。
↓ どんな本だって、何かの参考にはなります ↓