風邪薬飲んだけど、どうしても用事があって運転しないと!


風邪の症状がでたら、風邪薬を飲む人が多いと思います。

風邪薬を服用しながらの運転は、危険行為かつ違反になります。ご存じでしたか?

 

そうはいっても、違反にならないやつありますよね?

風邪薬を飲んで運転したら違反になるなんて聞いたことがない……。

という方もいらっしゃるかもしれません。

 

道路交通法第66条では、「何人も、過労、病気、薬物の影響その他の理由により、正常な運転ができないおそれがある状態で車両等を運転してはならない」と定められています。

 

罰則は1年以下の懲役又は30万円以下の罰金の上、違反点数は25点となり、一発で免許取消となります。

以外と罰則が重いです。このことから、

風邪薬を服薬して運転するのは、あぶない行為!であると物語っています。

風邪薬には眠気を誘発する成分が入っているものもあります。

「服用後の運転は控えてください」と注意書きがされている市販薬も少なくありません。

医師から処方されたもの、市販薬の風邪薬の注意点をよくよく読んでください!

 

気が付いた時には大事故を引き起こしていたなんてことにならないよう、風邪薬を飲んだら車を運転してはいけないということを心に留めておきましょう。

 

また、風邪をひいた状態での運転は飲酒運転よりも危険という研究結果もあります。

 

  風邪薬服薬後、どのくらい時間がたったら運転していいですか?

 

風邪薬の中には眠気を誘発する成分が含まれているものもあります。

よって、運転に支障をきたしてしまうものがあります。

 

市販薬・処方薬問わず、薬の使用上の注意をよく読み、眠気やふらつきといった副作用が記載されている場合や、車の運転操作はしないよう注意書きが記されている場合は服用後の運転は控えましょう。

 

職務上、運転をしなければいけないという場合は、医師または薬剤師に相談することで、運転に影響を及ぼさない薬に変えてもらえる可能性があります。

 

くしゃみ・鼻水を抑える抗ヒスタミン剤、咳止め効果のあるコデイン類、熱鎮痛薬の効果を高めるブロモバレリル尿素やアリルイソプロピルアセチル尿素といった成分が、眠気の副作用を起こしやすい成分と言われています。

 

風邪薬を飲んでから何時間後に運転できるかと言われると、薬によっても違いますし、体調・体質によっても違いますので一概には言えません。

 

ルルアタックEXを販売している第一三共ヘルスケアの公式HPのよくある質問では、ルルアタックEXは服用後約12時間効果が持続するとし、12時間経過後も薬の代謝には個人差があるので、眠くないことを確認してから運転してくださいと回答しています。

 

またベンザブロック咳止め錠を販売している武田コンシューマーヘルスケアのQ&Aでは、ベンザブロックせき止め錠を服用した場合はその日の運転は避けるよう回答しています。

 

 

風邪気味だから車で病院へ行こうという方、具合が悪い状態よりは風邪薬を飲んだほうが安全だろうと風邪薬を服用してから車を運転される方、実はとっても多いんです。

 

薬の副作用を安易に考えてはいけません。

意識を失った一瞬に、重大な事故を引き起こしてしまう可能性があるのです。

 

そんなおおげさなと思うかもしれませんが、独立行政法人医薬品医療機器総合機構「医薬品副作用データベース」によると、2004年~2016年までの12年間に薬の副作用があったと報告された数は約39万件、そのうち交通事故に至ったケースは342件あったことが報告されています。

 

事故を起こしてしまったら、自分だけでなく他の誰かを傷つけてしまう恐れがあります。

 

交通事故対応でお困りの方、いつでもご連絡ください!