不動明王のお告げ | 西に向かえとは、その謎に迫る。三輪身(さんりんじん)ー その1 | 天宮光啓塾 生かせいのち(生き方塾)

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合掌

 

 

 三身輪(さんりんじん)

 

 

※ プロンプト「不動明王の火炎を身にまとい、怨敵退散・悪魔調伏の最強真言を唱え、どんな困難や苦難にも立ち向かう」、「不動明王が人間の姿になって私たちの目の前に…」をAI(人工知能)によってイメージ化した画像です。 

 

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まず、「西に向かえ」のキーワードを紐解くためには、三身輪(さんりんじん)が大変重要になります。

 

 

三身輪(さんりんじん)とは、仏が衆生を教化し救済するために以下の三つの異なった姿変化することをいいます。

 

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三輪身(さんりんじん)

 

● 自性輪身(じしょうりんじん)

 

※ 自性(じしょう)とは、真理の当体のことです。

 

真理そのもの、悟りの境地そのものの姿(如来の姿)

 

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● 正法輪身(しょうぼうりんじん)

 

※ 正法(しょうぼう)とは、仏教の正しい教え

 

如来の正法を説き、人々を導き救済する姿(菩薩の姿)

 

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● 教令輪身(きょうりょうりんじん)

 

※ 教令(きょうりょう)とは、戒めをもって教え導くこと

 

仏法に従わない者や、敵対する者を教令する姿(明王の姿)

 

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三輪身:さんりんじん

 

日本密教で曼荼羅(まんだら)、ことに金剛界現図曼荼羅の中に描かれた諸尊をその性格に従って分類する仕方の一つで、〈自性輪身じしょうりんじ〉〈正法輪身しょうぼうりんじん〉〈教令輪身きょうりょうりんじ〉の三つをいう。

 

「三輪身」. 中村元.『仏教辞典苑』第 二 版. 岩波書店,2002,p.404.

 

かかる三輪身(説)は、『仁王経儀軌』『摂無礙経』などに五智如来の菩薩・明王それぞれの姿と、受けもつ方位が示されています。

 

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五智如来 

方位  自性輪身(如来) 正法輪身(菩薩) 教令輪身(明王)

 

中央  大日如来     金剛波羅密    不動明王

 

東   阿閦       金剛手      降三世

 

南   宝生       金剛宝      軍荼利

 

西   阿弥陀      金剛利      大威徳

 

北   不空成就     金剛薬叉     金剛夜叉  

 

『仁王経儀軌』より

 

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そこで、「西」を見ると、「阿弥陀」「金剛利」「大威徳」です。

 

 

阿弥陀は、西方極楽浄土の教主です。また、金剛利は「文殊菩薩」、大威徳はヒンドゥー神ヤマ(閻魔)を降す者の意で、文殊菩薩の化身、五大明王および八大明王の一尊です。

 

 

つまり、これらのことから、死後の審判、極楽浄土と地獄、輪廻転生、生まれ変わり、転生者などのキーワードが秘められているように推察できます。

 

 

こうしたことを手掛かりに、さらに「不動明王のお告げ」の意味、その謎に迫ってまいります。

 

 

 

それでは、本日はここまで。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

(お知らせ)

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■ 9月天宮光啓「生き方塾」(瞑想会)

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昨日の瞑想会では、不動明王呪と、お大師様の御宝号(南無大師遍照金剛)を合わせたあるとっておきの唱え方を伝授しました。

 

 

来月の瞑想会は、9月17日(日を予定です。

 

 

五智如来、三輪身についてさらに詳しくお話ししたいと思います。

 

 

 

 

 

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