四苦八苦(愛別離苦)| 愛別離苦と恋愛-仏教の四苦八苦に見る心の成長と受け入れ | 天宮光啓塾 生かせいのち(生き方塾)

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生かせいのち

南無大師遍照金剛

合掌

 

 愛の大切さを学び、より深い愛を築く

 

 

 

 

今回は、愛別離苦(あいべつりく)について、「愛別離苦と恋愛」と題してお話ししたいと思います。

 

 

愛別離苦とは、「四苦八苦」の一つです。

 

 

恋人、配偶者、親や兄弟、家族、友人など愛する人との別れの苦しみをいいます。

 

 

誰もが人生の中で必ず経験します。

 

 

この苦しみは、愛が深ければ深いほど、耐え難いものです。

 

 

恋愛は、多くの人にとって人生の中で最も華やかで、光り輝く瞬間です。

 

 

初めての恋、お互いを理解し成長していく過程、恋愛には多くの喜びがあります。

 

しかし、時間の経過とともに恋人との衝突や意見の相違、

 

 

最愛の人との別れは突然にやってきます。

 

 

失恋による絶望や深い苦しみを経験します。

 

 

このように恋愛における喜びと苦しみは表裏一体です。

 

 

ただし、それらすべての経験は私たちを大きく成長させます。

 

 

愛別離苦がもたらす苦しみによって、自分や相手と向き合い、感情を理解し、より豊かな人間関係を築くためにいろいろな学びを得るのです。

 

 

仏教は、欲望や執着からくる苦しみを取り除くことを重要視します。

 

 

恋愛においても、執着心やエゴイズムが苦しみを生み出す要因となるからです。

 

 

仏教の教えでは、相手を理解し、尊重し、身勝手な欲望を捨てることが大切です。

 

 

また、恋愛の喜びや苦しみに振り回されず、常に相手を思いやる気持ちを忘れてはいけません。

 

 

一時的な感情に流されず、冷静な視点から物事を見ることで、相手とのよりよい関係や心が成長します。

 

 

愛別離苦を経験することは、苦しいことかもしれませんが、それは心が豊かになるための大きな機会です。

 

 

苦しみを受け入れ、過去の経験から学び、未来に向けてより良い関係を築くために努力することで心の成熟を促すことができるのです。

 

 

つまり、恋愛を通じて、自己を知り、他者を理解し、もし別れがきても、その苦しみを避けるのではなく、むしろ受け入れることで次の新しい扉が開きます。

 

 

愛別離苦と恋愛の経験を通じて、皆さんの人生が深い意味を秘めた素晴らしいものになることを願っています。

 

 

人は涙を流した数だけ幸せになれるのです。

 

 

 

合掌 天宮光啓

 

 

 

『空海散歩』(爾後:じご)ー 新しい物語がはじまる ー

 

 

 

 

おかげさまでたくさんの反響をいただいた『空海散歩』、その続きをぜひ読んでみたい、そうしたありがたい声がたくさんいただきます。

 

 

そこで、今後『空海散歩』(爾後:じご-新しい物語がはじまる)と題して、「天宮光啓法話集」をつづっていきたいと思います。

 

 

皆さんのお役に立てれば幸いです。

 

 

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