観想する力
護摩の種類は、その所求にしたがっていろいろあります。
たとえば、よく用いられるものは息災・増益・敬愛・降伏(調伏)です。
儀軌などには、それぞれの願いに応じて方角・色・座法・形など細かくその違いが説かれています。
そして、護摩には内外の別があります。
まず、苦しみの元凶とされる煩悩を如来の智火によって、浄菩提心へ昇華させる(内護摩)、
そして、爐中の火に供物を捧げて諸尊を供養する(外護摩)です。
特に、内護摩は心の中の炎とも言い換えることができます。
※ 心の中の炎とは、心の奥底に眠るやる気、勇気、元気、情熱、闘魂、闘志です。
僧侶は、手に印を結び、口に真言、心(意)に仏を念じます。
それは、平素からあらゆる仏道修行を通して自分自身を鍛錬し、戒律を守りながら清浄を保ち、信心を失わず、自分自身の「無限の可能性」(いのち)を信じ、
それらを柱として瞑想修行をおこないます。
そうすることで観想する力が超人的に強められます。
観想する力とは、メージという言葉で表現したりすることもありますが、単に頭の中で想像することではありません。心身の鍛錬を通して五感などを研ぎ澄ませながら観じることをいいます。
なお、次回の「一願不動明王開運護摩供」(合同の護摩)は3月26日(日)です。
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■ 3月一願不動明王開運護摩供
※「2023年3月26日」(日)厳修
高野山大師教会光寿支部「一願不動明王開運護摩供」(合同の護摩)開催
● 日程:2023年3月26日(午前11時~)
※ 2ケ月に一度執り行う護摩供養です。
● 高野山大師教会光寿支部 護摩道場
● 願い札(1本/500円)
以我功徳力(いがくどくりき)、如来加持力(にょらいかじりき)、
及以法界力(ぎゅういほうかいりき)、普供養而住(ふくようにじゅう)
それでは、本日も仏道精進。
相互供養 相互礼拝 自利利他
生かせいのち
南無大師遍照金剛
合掌 高野山大師教会光寿支部 支部長 天宮光啓