■ 四苦八苦(生老病死、愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦)、
六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)を巡り廻る。
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■ 四苦八苦(しくはっく)
四苦八苦(しくはっく)とは、仏教において説かれる誰もが逃れることのできない「苦」をいいます。
根本的な四つの苦しみ、生・老・病・死(四苦)と、さらに、愛別離苦(あいべつりく)、怨憎会苦(おんぞうえく)、求不得苦(ぐふとくく)、五蘊盛苦(ごうんじょうく)の四つの苦、
これら根本的な四つの苦(四苦)と、すべての苦(八苦)を総称して「四苦八苦」と呼びます。
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特に、五蘊盛苦(ごうんじょうく)は『般若心経』にも出てきます。
「無色無受想行識」の「色・受・想・行・識」(五蘊)、
五蘊盛苦とは、肉体(色)と精神(受・想・行・識)によって生み出される無限の苦しみのことをいいます。
先日の「生き方塾」では、この四苦(生・老・病・死)それぞれの「苦」が「無」であると観ずる瞑想を…。
つまり、実体がない「空」であるとさとり、涅槃に至るために十三仏の各真言を唱えました。
今回は下記の仏様方を中心にお唱えしました。
● 釈迦如来真言・・・「生苦」:のうまくさんまんだ ぼだなん ばく
● 普賢菩薩真言・・・「老苦」:おん さんまや さとばん
● 薬師如来真言・・・「病苦」:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
● 地蔵菩薩真言・・・「死苦」:おん かかかび さんまえい そわか
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私たちは、過去世・現世・来世の三世にわたる「いのち」です。
遠い昔の記憶がそれぞれの内には眠っています。
真言をお唱えして懐かしく感じたり、切なく感じたり、
また、嬉しく、明るい気持ちになれるのはそうした前世から続くメッセージが影響している…
この続きは来月の生き方塾にて。
生かせいのち
南無大師遍照金剛
合掌 天宮光啓