■ 三毒(煩悩)を浄菩提心へ昇華させる智慧の火
護摩の種類は、その所求にしたがっていろいろあります。
たとえば、よく用いられるものは息災・増益・敬愛・降伏(調伏)です。
儀軌などには、それぞれの願いに応じて方角・色・座法・形などその違いが細かく説かれています。
そして、護摩には内外の別があります。
煩悩を如来の智火とし、浄菩提心へ昇華させる(内護摩)、
爐中の火に供物を捧げて諸尊を供養する(外護摩)です。
護摩の霊験や功徳には、私たちの煩悩を仏様の智火(智慧や慈悲)に昇華させる物凄い力が秘められています。
換言すれば、悩みや苦しみが、幸せへ転じいろいろな願いが叶いはじめる……、
何事も簡単にあきらめたりせずに、最後まで共に初志貫徹!!
それでは、本日も仏道精進。
相互供養 相互礼拝 自利利他
生かせいのち
南無大師遍照金剛
合掌 高野山大師教会光寿支部 事務局