十一面観音真言の動画を投稿しました。
十一面観音とは、観音菩薩の変化身(へんげしん)であり六道世界の衆生を救う6種類の菩薩(六観音)の一尊です。
種字はキャ、六道の「阿修羅道」にて苦しむ衆生を救い導き、利益を与えます。
梵名のエーカダシャムカは、「11の顔を持つもの」の意味がございます。
十一面観音真言をお唱えすると、病気にかからない、不慮の事故に遭わない、刃物などの凶器で危害を受けない、衣食住に困らないなどの現世利益が、
また、三悪趣(地獄・餓鬼・畜生)に生まれ変わらない、早死にしない、極楽浄土に生まれ変われるなどの功徳があるとされています。
ご視聴くださる皆様方がお唱えしやすいように、真言の字幕を入れてみました。
ご一緒にお唱えいただき、身近に観じていただければ幸いです。
以前、光啓先生がこんなお話をされていました。
昔、チベットである修行をされていた時のことだそうです。
※ 参照:無上瑜伽タントラ「生起次第」と「究竟次第」
その時に、ある光を強く感じられたといいます。
これは、いわば私たちの微細化した意識とされているものだそうです。
※ 参照:ダルマ・カーヤ(法身)、サンボーガ・カーヤ(報身)、ニルマーナ・カーヤ(応身)
その時に、六道輪廻の三悪趣(地獄・餓鬼・畜生)に苦しむ衆生を
十一面観世音菩薩様や、お地蔵様、千手観音などの菩薩様方がお救いしているお姿がみえたと……、
その時に、ある光をとても強く感じられたそうです。
“人は生前のおこないが来世に強く影響する…”、
“人を呪わば穴二つ”
“他の誰かに害を及ぼし傷つければ、その報いは必ず刃になって自分に跳ね返ってくる・・・・・・・”
その言葉がとても印象深く残っています。
それでは、これからも十善戒を守り仏道精進。
皆様方のさらなるご多幸をお祈りしております。
相互供養 相互礼拝 自利利他
生かせいのち
南無大師遍照金剛
合掌 高野山大師教会光寿支部 事務局
※ 各宗派などによって真言や陀羅尼、お経の唱え方や作法などに相違がございます。
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(参考書籍・一部引用)
『梵字手帖』 徳山 暉純 (著) 出版社:木耳社; 新版 (2009/10/1)より引用
『実修・書写 梵字宝典』 下泉全暁, 渡辺俊雄 編著 青山社(平成18)
坂田 光全(1997/12/1).真言宗常用経典講義 東方出版
松長有慶(2020/06/20).訳注 声字実相義 春秋社
中村本燃(2012/3/15).空海と高野山 青春出版社
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■ 十三仏真言(十三仏、願いが叶う仏…)
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合掌 高野山大師教会光寿支部 事務局