新しくものごとを始める時、困難に遭遇したり、行き詰まったりした時、
一心にお祈りをすると「おかげ」をいただける。
昨夜は、第45番札所岩屋寺のお不動様が夢に出てこられた。
しばらく黙ったまんま、一言も何もおっしゃらない。
もしかして、お叱りを受けるのかなと思っていたら、
お不動様の光背の火炎が、だんだんと眩(まばゆ)い光へと変わっていった。
そして、どこからともなく力強い錫杖(しゃくじょう)の音(ね)と、光明真言が聞こえてきた。
胸の奥がぐーっと熱くなって夢から覚めた。
艱難辛苦、人生には悲しみ、苦しみ、嫌なこと、予期せぬこと、いろいろな出来事が突然に起こる。
しかし、その逆も然り。
これまで中途半端にしていたこと、あきらめてしまいそうになっていたこと、
後悔していたこと、悔いていたこと……、
日々コツコツと一生懸命に、精一杯に努力していれば、やがて必ず"道は開ける"。
人生、時に心が折れそうになることもある。
でも、何事もあきらめずに最後までやり続けたい。
なぜなら、私たちの心の奥にはやさしく見守り、励ましてくださる仏さまが、
いつも一緒にそばにおられるのだから。
合掌
皆さん、おはようございます。
写真は、四国遍路のちょうど折り返しにあたる第45番札所岩屋寺の「道開き不動尊」です。
思い起こせば、四国八十八ヶ所霊場開創1200年の時に、約一カ月間をかけて通し打ちをおこないました。
連日の猛暑日、特に、修行の地とされる高知県では豪雨や落雷、突風、さらには台風まで、何度も行く手を遮られ、途中、何度もあきらめてしまいそうに、何度も逃げ出してしまいそうになりました。
そんな時に、この「道開き不動尊」や、いろいろな方々から心温まる励ましの言葉や、たくさんの"お接待"を受けました。
まさに、そうした"おかげ"を頂戴して無事に最後まで歩き通すことができました。
お不動様のあの厳めしいお姿や、激しく燃える光背の火炎は…、本当はとてもやさしく、慈悲深く、清く尊い私たちの心の奥にある「自心」のようにも感じました。
あれから数年の歳月が流れました。
今回は、おかげさまをいただきまして、大師教会支部長のお役目を賜りました。
これからも日々精進し、次は新寺建立を目指してさらに邁進したいと思います。
生かせいのち
南無大師遍照金剛
高野山大師教会支部支部長 天宮(雨宮)光啓 九拝
追記 たくさんの祝福のコメントやメッセージをありがとうございました。
※ 支部長の重責を担い、さらに慌ただしい時間に追われる日々にありますので、これまでのようにお一つずつ丁寧にご返信がなかなかできませんが、皆さんのさらなるご多幸をお祈りいたしております。
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真言には、とても不思議な力がございます。
神仏は「光・風・香・色・音」など、その時々にいろいろな姿や形に変化(へんげ)して、
私たちの前に必ず現れています。
そのサインをぜひ見逃さないように、いつも心を清らかに保っていたいですね。
オン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラマニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン
おん あぼきゃ べいろしゃのう まかぼだらまに はんどま じんばら はらばりたや うん
必ず、皆の祈りが、やがて、大きな力になる!!
この世界的な危機から必ず立ち直ることができる!!
大光明(希望の光)によって、世界中に笑顔が戻りますように!!
それでは、本日も「光明真言百万遍」達成を目指して!! 仏に成る道、仏道精進。
合掌